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移植手術に於ける意外な弊害

先日も世界初の豚の心臓を人間に移植する手術が行われ、残念ながら患者は死亡されたが移植手術の新たな扉の開く 可能性を示唆したとして今、注目を浴びている。

然し実際は移植後の拒絶反応の問題等多くの問題を移植手術は未だ抱えている状態である

殆どの場合、移植における問題として取り上げられるのはこの拒絶反応の事ばかりだが実際にはそれだけではない。

命に関わる事ではない為に余り報道される事は無いが、それだけに余計に厄介な問題が実は隠されている。

其れが『細胞記憶問題』である。

移植元の臓器の持つ記憶が移植先の被験者に乗り移る事で様々な精神的苦痛を味わう事が『細胞記憶問題』である。

一般的に記憶と言うと脳を想起される方が多いと思うが、実際の所、脳はPCにおけるCPUと同じ役割を持ち、各器官から集められた情報を整理し再伝達する器官であり、夫々の記憶は各器官が実は担っているのである。

例えば熱い物を触って『熱っ!』と手を引っ込める。

手を引っこめるのは脳が担当するが、『熱っ!』は、触った指がその記憶を担当しているのである。

そして繰り返される事で手の細胞がその情報を記憶する、実は遺伝性疾患の最大理由がこの細胞記憶にある。

罹患し易い環境に長くいると罹患し易くなる、其れは環境から得られる五感情報によりそうなるのであり、環境を変える事によって時間は掛かるが遺伝性疾患は徐々に改善されていく。

昔は交通の便が悪く中々転居が難しい状況にあり、そのストレスにより病に罹患しそれが代々繰り返され、遺伝性疾患への昇華して言ったのである。

閑話休題

先の移植における『細胞記憶問題』もこれに該当する。

移植元の人の環境的に細胞に刻まれた記憶は移植先の人の生活にも無意識的に少なからず影響を与える。

1番影響出るのが『嗜好性の変化』である。

其迄苦手だったものが苦手でなくなったり、その逆も又、真なりである。

瑣末な変化ならまだしも日常生活に支障が出る程の変化になると移植先の人の生活は一変してしまう、その事により人間関係すら変わってしまう事もある。

然しそう言う情報は情報統制により一切報道されず、故に移植者のそういう隠れた苦労も知られる事は無い。

だが我々心理職はその事によりお心を病まれた方々のメンタルケアを多く扱っており
この問題は決して看過しては行けない問題
であると思っている。

故に今後も移植における様々な細胞記憶が
齎す問題を出していきたいと思っている。

 


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