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『新耳袋』

#新耳袋
#中山市朗
#根岸鎮衛
#稲川淳二

怪異蒐集家で作家の
中山市朗先生の名を
世に知らしめた『新耳袋』。

新とある通り元は
『耳袋』と呼ばれる『怪異集』。

作者は根岸鎮衛というお奉行様。
『耳袋』は単なる怪異集に留まらず、
様々な教訓話や風俗等内容は多岐に渡り、
今で言う所の情報誌のはしり的な物です。

根岸奉行は犯罪発生原因は
人々の無知が原因と突き止め、
当時の町民文化を利用して、
町民に知恵を授け其を以て、
犯罪抑止とする為に耳袋を上梓。

だが奉行の思惑は大きく外れ、
町民文化を大きく開花させ、
幕末に続く黒船来航と共に
日本は明治維新、近代化へと
歩みを進める事となった。

『新耳袋』の役割も又、
『怪談文化』を大きく開花させ、
『実話怪談』というジャンルを確立し、
『文化革命』を起こすムーブメントを起こし
今の怪談ブームをつくりあげたと言って良い

稲川淳二先生が怪談ジャンルの祖で、
世に怪談を知らしめた第一人者ならば、
中山市朗先生は実話系怪談という新たな
ジャンルを構築し怪談文化を大きく発展させ
日本の怪談を世界に広めた功労者である。

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