商品価格の決め方

皆さんは商品の価格の決め方、どうしていますか?

今回は、私なりの価格の決め方について考えてみようと思います。

まず、世間一般に言われているのは「原価三割」
原価を3割に設定すると儲けと販売価格のバランスが良いですよーっていう考え方です。

簡単に言うと30円かかった商品は100円で売りましょうって事です。

ぼったくりじゃないか!って言う方、もしかしたらいるかもしれませんが(特に農家は多い気がする)、
コレって70円の利益にはならないんです。

前述の100円は消費者が買う金額、つまり販売価格なんです。上代と言ったりします。

で、この商品を自分で手売りする分には70円の利益なんですが、それでは数が捌けません。手売りで数を売ろうとするとひたすら人件費がかかります。

なので「売ってもらう」事になります。

小売店だと、20%とか15%とか良心的な所もありますが一般的には30%販売手数料かかります。
つまり上代¥100のものを¥70で卸します。
これを下代と言います。
下代¥70で原価が¥30かかっているので¥40の利益です。

でもコレでも良い方。
たまにあそこの産直30%も取られるよとか言われますけど、それ普通なんで自分の世間知らずを露呈しないようにw

百貨店や大手スーパーなどは卸問屋さんや仲買さん、いわゆる仲卸業者さんを通してくださいって言う所が殆どです。

仲卸業者さんへの卸価格は、代々55〜65%くらい。
この辺りは量との交渉になってくるので一概には言えませんが、良心的な所で60%、数が多かったり強気なところは50%なんて所もあります。

つまり、上代¥100の商品を下代¥50で卸すことになり、原価が¥30なので利益は¥20です。

さぁ¥20の利益を何個売るつもりですか?その商品は作る必要ありますか?って話はまた今度w

でも仲卸業者さんを恨まないでくださいね。
百貨店やスーパーさんなど商品数が多い店舗からしたら、その商品数全ての業者とやり取りするなんて大変なんですから。

話を戻すと、なので、原価三割くらいがちょうど良いですよ。と言われています。

おおむね正しいかな〜とは思うんですが、コレって、卓上の理論というか。。。
経済学の考え方で、間違ってはいないんですが、会社が大きかったらこの考え方で良いと思うんです。

小さい事業者はそれだけじゃダメで、やっぱり商品力とか希少性・高品質、最近だと売ってる人とか、付加価値を重ねて重ねて、薄利多売にはならないようにしないと難しいと私は思います。

じゃあどうやって付加価値を付けるかって話はまた今度

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?