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「つくってみたい」が生まれて育つ

何かを「つくる」ことが好きな私は、

好きなことを仕事にする。でなはく、
好きなことが仕事になる。という感覚を味わうことが出来た。

「暮らし」を自分の手で開いていく記事をUPしていると、
有難いことに早速本棚の製作アドバイザリー依頼が出てきている。

今回は、下記記事の本棚を「つくる」続編として書くことにした。

本棚を「読む」ところから始まっている。
時間がある時に是非、読んでみていただきたい。

「つくってみたい」が生まれる

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電気もエアコンも無い部屋だからこそ、「つくってみたい」が生まれた。

完成された部屋に、選んだものを置く。
使わなくなったら捨てる。

何度も引っ越しをしていると飽きてしまい、こんな暮らしは嫌だなと思うことがあった。これまで、自宅の中では既製品を改造することで満足していたが、ゼロからつくる事にも段々興味が沸いてくるようにもなった。

本棚をつくって終わりではなく、
本をそこに収納し始め、使い続けることによって「本棚がある空間」が完成していく。
「本をしまう」という行為そのものが、壁というマテリアルを表出し、空間が完成しても良いのではないかと考えていた。

最初は曲線を描いたりして、どこにも売っていない本棚を目指していたが、進めていくうちに、何か違和感を感じ始めた。

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「つくってみたい」を育てる

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自分にしかつくれなかったり、この部屋に合うものつくるということに対して、「デザイン性という価値の奥にあるものは、果たして何なのか。」という思いが出てきた。

好きな時間に、好きな場所で働けるようになった現代、いつどこに移動するかも分からない。幾度となく引っ越しを続けてきた私にとっては尚更である。

「つくる」ことが好きな私は、つくることによって生み出される力を他の人にも感じてほしい。

「つくってみたい」という気持ちが生まれても、それが何も形にならないまま終わってしまうのは何か違う。
その「つくってみたい」を育てるために、移動を前提とした、誰でも組み立てる本棚にシフトすることにした。

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移動を前提とした
=モジュール型とし、全て大きさを揃え、段ボールに入るものとする。
誰でも簡単につくれる
=ビスやボルトを用いず、特別な道具を購入しなくても組み立てれるもの。

「つくってみたい」を育てるためには、誰でも簡単に設計ができる。というのも重要になってくる。
設計と聞くと、「複雑で細かな検討が必要そう。」「3Dで検討しなければならなかったりして難しそう。」そんな声が聞こえてきそうだ。

しかし、平面上で真っすぐな線を引くだけで良いなら、PowerPointを使うようにillustratorや無料のCADソフトを使って試そうと思ってくれるのではないか。

手加工を前提としていたので、このように真っすぐな線だけで構成した。
世の中には色々なカットサービスも出てきているが、つくりながら考えるのは楽しいので、是非自分の手で試行錯誤してほしい。

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紙と鉛筆で描く線。
それを板に書き込んで、切り取る。
そして組み立てる。

先ずは、そこから「つくってみたい」を育ててほしい。
そして、共に育てていきたいと思う。Shoki

共に誰かとつくっていくための励みになります!!