競馬初心者オタクのへっぽこ馬券日記~2021天皇賞・秋の巻

みなさまこんにちは。昨今一気に気温が下がってきましたが如何お過ごしでしょうか。なぜか私は花粉症に苦しめられております……
そんな中で迎える秋の中距離最強馬決定戦、天皇賞・秋。コントレイル・エフフォーリア・グランアレグリアの三強の対決ムードで盛り上がっておりますが、そこに食い込んでこれる馬はいるのか、それとも固い決着になるのか……雨の影響も無視できないし……というところで色々困難を極めました。したがって今回から書き方のフォーマットを少し変更します。候補馬をピックアップした後寸評を書き、当日購入前に最終評価を行い、買い目をスクショで発表、という流れで行きたいと思います。

<天皇賞・秋 戦前予想>

■今回の候補馬
1コントレイル
4ポタジェ
5エフフォーリア
9グランアレグリア
14カレンブーケドール

1コントレイル
正直コントレイル、グランアレグリア、エフフォーリアの3強の序列は明確にはつけ難いです。コントレイルのマイナス要因は「大阪杯からどれだけ回復したか」の一点に絞られます。とにかく本調子に戻っているならばその実力は折り紙付き。
エフフォーリアとの相性を鑑みても、「東京開催のダービーでエフフォーリアを負かしたのがキレに長けたディープ産駒」であり、かつ「鞍上が福永祐一」であったことは無視できないと思います。また、グランアレグリアとは距離適性がハッキリしている分こちらに利がありそう。内枠有利とされる東京で1枠1番を引いているのもプラスポイント。天皇賞とジャパンカップのみで引退することが決まっており、ここに賭ける思いは強いでしょう。

4ポタジェ
東京は内枠有利、デビューから常に馬券圏内で前走毎日王冠でもG1馬相手に馬券圏内に入ったという実力は固い。2000mでは昨年4連勝を飾っており、毎日王冠の1800mよりも得意そう。
ただ鞍上がまじで不安なんですよね……。4連勝したときも川田騎手が乗ってたんですけど、スプリンターズステークスからこっち、G1での川田さんにいい印象がまるでないんですよね。春は確かに安田記念とか大阪杯とか勝ってるんですけど、あれも馬の力に助けられただけでは?馬の力量差や不安要素を騎乗でひっくり返す程の実力はないのでは?みたいな疑念がふつふつと……。故に三強に割って入る、というよりはどれか1頭がやらかした場合に3着に来れそう、みたいなのが現状の評価ですかね。

5エフフォーリア
マイナス要因の話をすると、まず過去10年天皇賞・秋で馬券圏内が一度もない3枠5番を引いてしまったことは割引。加えてコントレイルの項で先述したダービーでの負け方が、直線でディープ産駒のキレを活かして上回られる形だったこと。また、3強の中で人馬ともに経験値という点で一歩劣るのも無視できません。横山武史騎手は菊花賞の勝利で勢いに乗っているとはいえ、ダービーでは福永祐一騎手に仕掛けのタイミングを誤りハナ差の敗北を喫しています。そして馬自身も、古馬の一線級との実力差はまだ未知数。人馬ともに経験で劣るハンデを、斤量差と勢いに乗ってぶっ飛ばす事ができるかが争点となるのではないでしょうか。

9グランアレグリア
とにかく距離適性がどうか、という一点が結果に大きく影響しそう。そういう意味ではコントレイル・エフフォーリアに比べて不確定要素は大きいかと。前回2000メートルに挑戦した大阪杯では馬券外の4着でしたが、これが道悪の影響なのか400メートルの距離延長によるものなのかは判然とせず。また、喉鳴りの手術をしたことも報じられましたが、調教は普通にこなしているようなのでそこは心配しなくて良いでしょう。一方、天皇賞秋ではマイル適正だと思われてた馬が勝つパターンもなくはないので(我々ウマ娘から入ったオタクが知ってる例だとアグネスデジタルとか……)、実は全然こなせるというパターンもあるかも。距離が保つなら現役最強クラスの脚で馬群をブチ割ってくるでしょう。

14カレンブーケドール
どんなレース、どんな相手でも馬なりに走って掲示板に載る令和の善戦ガール。今回も奮闘に期待したいところではあるのですが、如何せん外枠なので頑張れば3着には来そうだけれどそこが限界かなあ……という印象。それでもやはり、一度も掲示板を外したことがない実力は純粋に買いだと思います。牝馬で斤量が軽い分、年齢を考えてもマイナスはそこまでではないと信じたいですね。

その他候補に入れようかと思っていた馬は、7ワールドプレミア、15ヒシイグアスあたり。
ワールドプレミアについては、前走3200mから2000mへの距離短縮を考えると厳しそうだし、調教で僚馬に先着されたりとあまり本調子ではなさそう。本番は次、おそらく有馬記念でしょう。
底知れなさという意味ではヒシイグアスも捨てがたいですが、不利な大外枠でG1初挑戦は少々荷が勝ちすぎの印象。あんまり荒れるような展開にはならないかもしれないですね……

……さて、上記が前日までに書いた内容なのですが、当日の東京競馬場はまさかの雨。コントレイル、グランアレグリアに雨といえばどうしても思い出されるのが3月の大阪杯。したがってこの二頭の評価は少し下げざるを得ません。ということで5エフフォーリアを本命とし、以下の評価としました。

◎5エフフォーリア
○1コントレイル
▲9グランアレグリア
△14カレンブーケドール
☆4ポタジェ

画像1

そんでもって馬券はこう。横山武史騎手の勢いにすべてを託します。二週連続頼むぜ武史……!

<天皇賞・秋 結果と反省>

ということで結果は1着エフフォーリア、2着コントレイル、3着グランアレグリアとなりました。3着グランアレグリアと4着サンレイポケットは1馬身以上離れており、やはり三強が群を抜いて強かったことが証明されました。馬券的には90円のプラスでしたが、名勝負の観覧代と思えば帰ってくるだけでありがたい。
まずはエフフォーリア。本命とした評価がきっちり的中して嬉しい限りです。ハナ差で敗北したダービーよりも、仕掛けるタイミングが良かったのでしょうか。
コントレイルは上がり最速で追い込むも一歩及ばず。雨がどうこうではなく、序盤のポジショニングが後ろめだったことが響いた可能性が高そう。
そして珍しく先行したグランアレグリアが3着。やはり400mの距離延長はやや荷が重かったのでしょうか。1800なら勝ってたんじゃないかな……。
にしても熱いレースでした。惜しむらくはこの3頭の激突がこれで最後になってしまうこと。コントレイルの引退前に1800で最後のマッチレースとかやりませんか???

さて、他の候補馬はポタジェが6着、そしてカレンブーケドールはキャリア初めての掲示板外の12着と沈みました。ポタジェについては毎日王冠のとき、現状G1馬にはやや劣るという評価をしましたが、今回もそれを示す結果と言えるでしょう。ここから上積みがあればG1で馬券圏内も狙えると思うので、次以降も候補として押さえておきたいです。
カレンブーケドールは過去のレースを見ると、津村騎手が鞍上のときのほうがより安定していたのですが、そのへんがマイナスに響いたのかも。なにか他の要因があるとしたらちょっと心配ですが……

8枠は厳しいと見て候補から外したヒシイグアスは5着に健闘。まだ底を見せていない感じなので、中距離戦では押さえておくと面白そう。来年以降の大阪杯や宝塚記念が楽しみです。
4着サンレイポケットは完全にノーマークでしたが、ジャングルポケット産駒つまり父父トニービンの血が東京で炸裂したということでしょう。毎日王冠のときは6着だったので、東京なら1800よりも2000のほうが良さそう。

さて、次週はG1レースがないのでこのシリーズもお休みにしようかなと考えております。次回は11/14のエリザベス女王杯となります。現地観覧の申込みもしておりますので、初の現地観戦もあるかもしれません。それでは皆様、次回のレースでお会いしましょう。

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