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【アイマス合作】DREAM SONGS COLL@BORATION【人力ボカロメドレー】に参加した話

noteで動画の話するのいつぶりだろう(挨拶)

ということで、参加した合作動画【アイマス合作】DREAM SONGS COLL@BORATION【人力ボカロメドレー】が無事公開になりました!!

アイマス5ブランドのアイドルが大集合し、色々な楽曲を人力ボカロで歌ってもらおう!という夢のようなメドレー合作です。
選曲も映像もネタガチ取り揃えためちゃくちゃ楽しい合作になっていると思うので、まだ未見の方はぜひ本編をご覧ください。

映像担当としては「うまぴょい伝説(トレーナーVer)」「Tulip」の2パート、そして運営スタッフとして合作の運営(主に動画担当者の人集め)に関わっておりました。
今回は備忘録としてその辺のお話を書いていきたいと思います。


◯参加の経緯/運営としてやったこと

ことの始まりは昨年5月。主催のなぎなぎさんよりDMを頂き、合作の運営スタッフとして参加してもらえないか?との打診を受けました。
来年夏公開予定で動く、というロングスパンの企画だったのはびっくりしましたが、声がかかった時点でかなりしっかりしたコンセプトが出来上がっていたので「時間もあるしなんとかなるやろ」という見込みのもと参加を快諾。

最初にも書いた通り、私の役割は映像担当者を集める役割、いわばスカウトマン的な立ち位置でした。
主催のなぎなぎさんを筆頭に、運営スタッフは音MADやメドレー制作に強い人が多いため、いわゆる映像系のMADを作る界隈に顔が利く人間として呼ばれたのが私、ということだったみたいです。
動画担当としてオファーを出したい人をリストアップしたり、ときには直接声をかけたりして空欄まみれの動画担当者を埋めていくのがお仕事でした。
(中には締め切りまでの時間があまりない中でオファーを出す羽目になったりした方もおられましたが、快諾していただいて本当に感謝しています)

逆に私は音MADとか人力ボカロのことはなーーーんにもわからないので、その辺りは他の運営スタッフにおまかせする形になってしまいました。個人的には門外漢があれこれ口を出さぬ方が良いと思ってたからなのですが、もっと出来ることもあったんじゃないかなとも思っております。ともあれ求められている役割は果たせたんじゃないかと。

◯映像担当パート解説 うまぴょい伝説(トレーナーVer)編

ここからは映像を担当したパートの解説です。
まずうまぴょい伝説ですが、選曲段階から実は関わっております。
今回のメドレーの選曲にあたっては、人力担当者や運営スタッフから候補曲を募って投票する、という形にしていました。
最近完全に競馬おじさんと化しているのでウマ娘要素は何かの形で入れたかったのですが、そのままやっても芸がありません(?)
なので、「公式で競馬好きが描写されてる次郎ちゃんでトレーナーVerをやりたいです!実写レース映像マシマシで!」と言ったらなぜかかなりの支持をいただきまして……。結果、言い出しっぺの責任を取る形で映像担当になりました。

音源に関しては三ツ鉢さんがめちゃくちゃクオリティの高いものを上げてくださいました。本当に感謝です。
そして映像担当の競馬おじさんとしては「どうせやるなら競馬が好きな人にも楽しんでもらいたい!」ということで、使うレースの映像にも意味を持たせる内容にしました。各レースの選定と理由は以下のとおりです。

・'22 日本ダービー(ドウデュース&武豊騎手)

アイドル山下次郎のテーマって「おじさんだって真剣に頑張れるし、頑張って良い」だと私は思っています。私自身が年齢的におじさんになってきたこともあって、そのテーマ性はより身近なものになってきました。
もともとメインはダービーか有馬記念にしようと思っていたのですが、それなら前人未到のダービー6勝目、かつ最年長勝利を達成した武豊とドウデュースのダービーを使うしかないだろ!!!ということになりました。
競馬にあまり詳しくない人でも武豊の名前は知っていると思いますが、彼は54歳の今も現役の最前線で戦い続けています(ちょうど今週、通算4444勝を達成しました。ここまで来るともうバケモンだよ)
あと単純にレースとしてめちゃくちゃ映えるんですよこの年のダービー。
4コーナーを過ぎてからグイグイ伸びてくるドウデュースまじかっこいい。

・'21 BCフィリー&メアターフ(ラヴズオンリーユー&川田将雅騎手)
・'21 BCディスタフ(マルシュロレーヌ &オイシン・マーフィー騎手)
・'23 サウジカップ(パンサラッサ & 吉田豊騎手)

ここの歌詞は「こんなレースははじめて」なので、「海外のレースにおける日本調教馬の初勝利」となったレースを集めました。特に、ヨーロッパと並ぶ競馬の本場・アメリカのブリーダーズカップ(BC)における初勝利は歴史的な意義が非常に大きいです。また、サウジカップは世界最高額の賞金が出るレースであり、次郎ちゃんはお金が大好きなのでそういう意味も込めてのチョイスです。気づいたら矢作厩舎ばっかりになってた……

・'98 安田記念(タイキシャトル&岡部幸雄騎手)
・'93 菊花賞(ビワハヤヒデ&岡部幸雄騎手)
・'01 皐月賞(アグネスタキオン&河内洋騎手)

ウマ娘とのリンクを意識したパートです。実は映像に取り掛かった時点で後半はなーんも決まってませんでした。
「どうするかな~、次郎ちゃんのソロ曲って『GOLD~No.79~』だし、ステイゴールド系のG1馬とかにする?ユーバーレーベンのオークス無理なく入れられるし……でもそれオマエの趣味だろってめちゃくちゃ言われそう……」
とかなんとか思い悩んでいたら、ここで音源担当の三ツ鉢さんから神のアシストが!
三ツ鉢さん「(サビ2コーラス前の)掛け声をSEMの3人にしました」
私「ほーん……じゃあそこは硲先生とまいたるも出すか……ん?英語と数学と化学……あれ、タイキとハヤヒデとタキオンで後半いけるんじゃね?」

ここがいちばん親和性高いと思ってる

アメリカ要素×英語=まいたるとタイキシャトル
数学要素×堅物=硲先生とビワハヤヒデ
化学要素×ダウナー系=次郎ちゃんとアグネスタキオン
完璧な解だ……!!

結果、ここでしか見られないSideM×ウマ娘×競馬の映像が誕生しました。三ツ鉢さんは普通に業務連絡しただけだと思ってるかもしれませんが、実はめちゃくちゃナイスアシストくれてました。本当にありがとうございます。(後でもう一回これは発生します)
ちなみにこの組み合わせ、ウマ娘の中の人も全員アイマス声優だったりします(タイキシャトル=三村かな子→大坪由佳さん、ビワハヤヒデ=篠宮可憐→近藤唯さん、アグネスタキオン=アナスタシア→上坂すみれさん)。
ちなみにこれ、動画にコメントもらうまで気づいてませんでした。

・'22宝塚記念(タイトルホルダー&横山和生騎手)
ここは完全に趣味です(おい)
タイトルホルダーへの私の熱い想いについては、以前公開したnote記事をご覧になってください。

ちなみに上の記事でも熱弁していますが、私のウマ娘の推しはエアグルーヴです。

そしてこのパートの最後を飾るのがゲーム内でも次郎ちゃんの推し馬として語られるハヤイゾジロウ号の要素です。
ハヤイゾジロウは、モデルとなった馬はどれかの考察記事が上がるくらい、山下次郎というキャラクターと競馬の大きな接点として語られる存在ですがこの要素の取り扱いについても悩みどころでした。
なにせ素材がモバM内の雑誌と、サイスタのゲーム内で出てくるメッセージアプリのヘッダ画像しかねえんだもん!!!いっそ入れないという手もあったのですが、初回の進捗晒しの際、音源担当の三ツ鉢さんから鶴の一声が。
三ツ鉢さん「次郎ちゃんの推し馬ハヤイゾジロウ号も出てきたら嬉しいなあ…と思いました」
私「がってんしょうち」

ただ素材をどうするかという問題は残ったまま。それを解決してくれたのは、なんと中央競馬の胴元であるJRAでした。折しも今年は競馬法100周年というアニバーサリーイヤー。JRAの公式から「馬券メーカー」なる特設サイトがリリースされていたのです。これを使わない手はありません。

推し馬ならとっとくよな、応援馬券……!

かくしてアイマス18周年と競馬法100周年が重なるというキセキにより、このカットが誕生しました。ありがとうJRA。これからも毎週末ちゃんとお金入れるからね……たまには増やしてから返してね……(今週は200円プラスでした)

というわけで、プロデューサーというよりは競馬おじさんとしての情念がだいぶ詰まったパートになりましたが、幸いにもコメントもたくさんいただけており好評のようです。アイマス合作なのにアイドルより馬がたくさん出ているという謎のパートの存在を許してくださった運営スタッフの皆様、素晴らしい音源をあげてくださった三ツ鉢さんに感謝です。

◯映像担当パート解説 Tulip編

ここからはもう一つの担当パート、Tulipについて。
うまぴょいについては選曲段階から映像担当に決まっていたと先程書きましたが、こちらに関しては公開の約一ヶ月前に映像担当になりました。

実はなかなか映像担当が決まらず、「そろそろ決めないとやばいんですがどうしますかねー」と運営メンバーで会議していたところ、「ハバネロさんお願いできませんか……」という話に。先述の通りうまぴょい伝説が色々考えることが多い中での制作、また気づいたら制作期間のほとんどの週末どっかの現地でライブ見る予定になってたというスケジュール的な危うさがあったのですが、「こういうときのバックアップも私の仕事ですよね!」ということで担当することになりました。

なりゆきで映像担当になったとはいえ、「スケジュールの破綻を食い止めつつそれなりのクオリティに仕上げる」という責任は重大です。
私はASでは真担当ですが貴音もかなり好きですし、Tulipという曲自体も大好きです。MOIW2023では北斗役の神原大地さんがデコルテを開けるところでめちゃくちゃ悲鳴出た。なので、思い入れがあるぶんちゃんとしたものを作りたいという気持ちはありました。

幸いミリシタ経由でダンス素材はいくらでも取り放題なので、きちんと曲に合うダンスが持ってこれれば勝ったも同然。今回は、前半を莉緒のソロ曲「Border LINE→→→♡」、後半を貴音自身のソロ曲「Addicted」のダンスからそれぞれ採用しました。2曲ともセクシーな感じの曲調でそういう振り付けも多いので、ハマってくれてたいへん助かりました。このあたりはR@ndom Scoutなどでダンス系のMADも作っていた経験がめちゃくちゃ生きたと思います。大変だったけど参加してよかったよランスカ……
加えて、MVには色調補正とピンク系のグラデを入れることでセクシーな雰囲気を強調してみました。

こことかめちゃくちゃえっちになったとおもう(語彙)

私の動画といえば……な静止画MAD要素は2コーラス目に詰めました。とはいえスケジュールの都合もあり、あまり凝ったことはできませんでしたが……(上がってきた本編を見て、にんじゃりばんばんとか翼をくださいのパートで打ちのめされていたのは内緒です)
ちなみに歌詞字幕についてはこちらを参考にしながら制作しました。


改めて振り返ってみると、こんな長期の合作企画に関わったのは久々でしたが、合作が公開されたときの感慨はやはり嬉しいものであることを思い出しました。
一方で、同時に自らの動画制作者としての衰えを実感する形にもなったので、制作ペースをちょっと上げていきたいですね。ちょうど12月に大きなイベントもありますし、ラブライブとアイマスの越境動画でなんか作るとか、色々やっていきたいなーと思ってます。

ではまた、次の動画でお会いしましょう。

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