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生物分類技能検定2級合格は、瞬発力!

11月は受験の季節ね、今年はもう終わったかな?
数年前の自分を思い出す・・・。

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ある日、女性上司からお達しが。
「葉羽さん、水圏生物部門2級を取って来て下さい。1級は必要ありません。」

へっ???

そんな、それって大学院とか出ていないと無理じゃないの??
私は高校中退、卒で言えば義務教育卒だよっ。
しかも合格率10%だとぉっ?!

でも、でも上司の期待に応えたいっ!
張り切ると言うより、使命感で膝ガクガク~~。

試験まで半年しかない、さっそく今日から勉強開始!
その前に勉強になりそうな本集めよね、Amazonへダーーッシュ!!

そんなこんなで、かれこれ数年前の話なので、買った本をここに挙げるのはやめておきます。
生物界の常識も当時とは変わったでしょうしね。

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結論から言うと、一発合格できた。
どのように対策(と言えるほどのこともないが)したかと言うと、

私の専門は底生生物、海の底にいる連中。泳いでいる魚やプランクトンは含まれない。
受験対策、まずは一般問題の勉強から、、ここで思った。
これはだらだらと何年もかけていては覚えたこと忘れるぞっ。
瞬発力で行くしかないっ、何がなんでも一発合格だっっ!!

「葉羽さん、まずはメダカを飼って下さい。そして学名を覚えて下さい。」
と、上司からの指導が入る。
即、研究所のメダカ捨て場(と呼ばれている小さなプール)で数匹のメダカをすくう。
出発はここからか、先は遠いな・・・。

上司からの指導はここまで、あとは独学。
当然、メダカのオスとメスの違い、カダヤシとの違い等を調べていく方向へ。
そして淡水魚の世界へと歩を進める・・。

まずここで思ったこと、「海水魚は諦めよう、種類多くてキリがない。」
2級というとまだまだ出題範囲が広く、水に棲む全ての生物の知識が問われる。
なので、専門性の高い人にはかえって厄介かもしれない。

ーーー

実際受験して思ったこと。

意外と自分の専門分野の問題の意味が分かりずらかった。
『ゴカイに関する記述のA,Bの・・・』
ん?ゴカイ? その表現、随分平易で大雑把だな。

そして、普段あまり扱わない海藻の問題で意外と点数が稼げた。

そして、けっこう好きなプランクトンでつまずいた。
学名がカッコイイけど難しい~。
やっぱ自分の専門以外の学名はなかなか覚えられないよ。

一般問題は、高校の参考書を読みさえすれば満点取れるレベル。

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結論、これから受験する人に向けて、

合格率10%に腰がひける必要無し、(私でさえ合格したさ)
合否は頭の良し悪しではない、勉強したかしないか、それだけ、(考察問題は無い)
ちゃんと覚えたことは余裕で正解できるし、あやふやなところは余裕で不正解だった。

そして一発合格するべしっ!
ずるずるいつまでも勉強していると、最初に覚えたこと忘れちゃうよ~、(それは私だけか?)

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次の年、同僚の女性が動物部門に受かった。
受験に向けてどんな勉強をしているかと後ろから覗き見したら、何やら動物の足跡のシルエットを眺めていた、可愛いじゃんっ。
でも、動物部門って広範囲すぎて勉強大変だよねきっと。

これから受験する人、がんばってっ!!
そして楽しんで勉強してね。
専門外の生物を勉強する機会ってなかなか無いから、きっと好きな生物が増えるよ。


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