【ボカロP HABA誕生物語】第5話

※前回までのあらすじ
最愛だった彼女、一番力を入れていたバンド、どちらも失い卒業することになったHABA。
今後はどんな進路を歩んでいくことになるのでしょう?
今回で最終話。是非最後までご覧くださいませ。
それでは始まり始まりー。

新たなる目標、そしてフリーターへ…

色々な悲しい思いをしながら卒業をした僕ですが、肝心な進路というと、まだやりたいことが決まっておらず、とりあえず音楽の仕事を…という漠然としたものしかもっていませんでした。

そんな中和太鼓奏者の友人から、ルームシェアをしながら一緒に音楽活動をしないかと誘われます。
その友人の知り合いの太鼓グループが大阪にある、という理由から大阪で活動を行うことにしました。そんな理由で、所持金が全くなかった僕は1年間フリーターとしてお金を貯めることになるのです。

フリーター時代はバイト先の後輩にギターを教えたり、一緒にモンハンをしたり、楽しい思い出が沢山あります。…いや、ちゃんと音楽もやってますよ!?
和太鼓奏者の友人とユニットを組み地元の祭りなどに参加してました!( ̄ー ̄)

1年後、ある程度の貯金ができた僕は太鼓奏者の友人と2人で大阪に住居探しに行くことになりました。
そこで友人が放った衝撃な一言とは…!?

悲しみのHABA、単身大阪へ

大阪に着いて不動産に向かう前に『やっぱり俺、大阪行くのやめるわ』と、友人が言い放ったのです。
実際に、何ヶ月か前から行くのやめようかなという話は聞いていたし、例え1人であってももう引き返せないという気持ちはあったので覚悟は決めていました。結果僕は、単身で大阪に引っ越すことになりました。

大阪編〜HABAの恋Part2

僕は天王寺の近くの非常に治安の悪い地域に引っ越しをしました。引っ越した当初は当然友達もいなかったので、大阪に住んでいる地元の友人と連絡を取りよく遊んでいました。居酒屋でバイトをしながら友人を増やしていく僕でしたが特に大した行動も起こさず、大阪を満喫しているだけでした。
地元が恋しくなった僕は、広島時代のバイト先の子、Cちゃんとよく連絡を取るようになりなんだかんだで付き合うことになりました。(だいぶ割愛しましたが正当なお付き合いです)
B型彼女に振り回されながらもゾッコンだった僕は、彼女に逢いたいが為に月1で地元に帰るようになり、大阪で何も進展がないなら…と思っていた僕は、次第に地元に戻りたい願望が高まっていきました。
(ダメな男ですよ、本当に)

HABAの決断、そして別れ

居酒屋でバイトをしていた僕が最終的に出した答えは、地元に戻り、音楽の演奏ができる食事処を作りながら自身も音楽活動を続けることでした。
引っ越しの準備も終え、後は僕自身が帰るのみというところまで来てCちゃんにまさかの別れを告げられます。
理由は遠距離で寂しかったから。だそうですが、これからわざわざ引っ越してまで君の近くにいたいと思ってる人に言うセリフですか?
説得も虚しく、一度寂しい想いをした時点で冷めてしまっていた彼女には僕の声は届きませんでした。
(もっと早く言ってくれれば地元に戻らなかったのに…というのが本音です)

さらば音楽活動

何もかもがどうでも良くなった僕は一旦音楽活動はやめて就職することになりました。
僕は意外にも優秀だったみたいで入社数年で役職者となりました。ですが極端に給料も低くやり甲斐も感じなかったので友人に紹介してもらった会社に転職し、今現在も働いています。

ボカロ PHABA誕生


現在勤めている会社では忘年会のバンド演奏でギターを弾かせていただいたりもして、少しずつ音楽をしたい欲を満たしていました。
ですがここ数年はコロナの影響でその欲が発散できませんでした。
そんな時に出会ったのがiOS GarageBandとMobile VOCALOID Editorでした。
パソコンを所持していない僕からしたらこれ以上のものはないのでそれらを使用してすぐに音楽活動を始めました。そしてもう時期、活動を始めて1年が経ちます。

ボカロP HABA誕生物語はここで終わりになりますが、自分の想いをしっかり言葉として残しておく為、これから先も時間のある時にnoteは書いていくと思います。

早速、ボカロpとして活動した1年の記録を綴るnoteを近々公開させていただきたいと思います。

ここまで読んで下さった皆様本当にありがとうございました。ここまで読まれて下さったということは1〜5話全てご覧になられた方と思いますので大変恐縮です…

次回作もお楽しみに。
本当にありがとうございました。

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