支離滅裂で惨めなこと
君が好きなチョコレートは苦い
こっそり買ってこっそり食べた
君にはこの世界はどんな風に映るのか
教えて貰えて嬉しかった
星から星への宇宙旅行では
小さく見えたビルの隅に一人
苦しさはもうなくて、さようならが恋しい
ずっとここにいた気がする
ずっと前から覚めない夢の中で
歩けなくなった足元を眺めてる
焦りはまだ心の中に、さようならは美しい
手のひらの中の暗闇を転がして
糸を解く
読めない文字を飛ばした時に、小さくなる
酷く惨めな背中を隠したときに
こぼれ落ちた傷に苦笑いを被せて
冷たい廊下に崩れ落ちたまま、言い出せない言葉を反芻して、脳内はエンドレス再生君のうた
目が合って弾けたその時を待つ
世紀末
輝きが見えないその目に私をうつして
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