大喜利1年生 研究発表(秋)
前回、生大喜利を始めてからの半年間のことを振り返りました。
→ 「大喜利1年生 前期の復習」
今回は、半年間の中で特に思い出深い自分の回答を挙げてみます!セルフしがみというやつです。
時系列順なので、成長の軌跡が見れるかも、見れないかも……。
お題の詳細な文面などは再現できていないかもしれません。
もし「ここ違うよ!」というものがあれば教えていただけると助かります。
5月21日 ボケルバ昼の部(ラジオリスナーにボケルバを知ってもらう会)
「Nope」にスワイプするたびに「でも……でも……でも……でも……」と表示される
確かこのお題の全体の1答目で出しました。
ギャグのサブ的な部分をマッチングアプリのUIとうまく絡められて嬉しかったです。
はじめてちゃんとウケた回答かもしれません。
6月4日 ボケルバ昼の部
「激突まであと○秒」というメーターがある(絵回答)
出てきたエアバッグに「いつもありがとうございます」と書かれている
かなりおぼろげなのですが、こんな感じのお題にこんな感じの回答をしました。
ししださんに、世界観がいいですねと声をかけていただいたことが嬉しかったので印象に残っています。
今の自分らしい回答の片鱗がある気がする。
7月9日 ボケルバ朝の部
山寺の喉
山寺宏一の喉ってすごいよな〜という当たり前の感想をずっと持っていたので、多才な感じを表すことわざとして出してみたら、ウケました。
はじめてTwitterで、しかも虎猫さんに、しがんでいただけたのはこのときだったのでありがたかったです。
7月17日 海の日杯
カスタードクリームなどの、邪道のどら焼きを食べている
鯛焼きやどら焼きなどのあんこ系和菓子が昔から好きで、カスタードとかはちょっと違和感あるわな!と昔よく思っていたのを思い出しました。
「邪道のどら焼き」という表現は普段の自分の感覚でパッと出てくる言葉ではないのですが、それだけに手応えがありました。
この日は初めての大会でしたが、これが出せただけで割と満足しました。
7月29日 ボケルバ朝の部
R-指定が現れて「ネコババしかないわ♪」って歌う
自分の曲でしょーもない替え歌するなよというバカバカしい回答ができました。
好きなアーティスト出すからにはスベれないので、緊張します。
8月29日 平日夜の「しがめる大喜利会」
「ファンがいる」とかじゃなくて、自分自身が“ファン”だ
お題を言葉で捉える(「前期の復習」参照)ことには害も多いですが、こういう回答がパッと出てくるのはいいのかもしれません。
こういう回答をここぞというときに刺せるようになりたい。
9月3日 G.I.リーグ体験会@東京
この途中のとこかわい〜!
1分✕5問を通しての印象審査で競う「瞬発力ステージ」というスリリング試合での回答。
必然的に引き出しの手前にある要素をうまく加工するというアプローチになりました。
漢字の形やなりたちをいじることはよくやっていたので出たのだと思います。
違法な愛を混入している
同じく瞬発力ステージから。
アンパンマンといえばなベタ要素「愛と勇気」を他の人に使われる前に出しました(でもその思惑はそんなに伝わっていなかった模様)。
間違いなく自分のロジックではあるけど自分っぽくなくもあり、思いの外ウケてありがたかったけど、なぜウケたのか理解できれば活かせそうな気もする。
9月10日 早朝大喜利大会〜大喜利フェス王2023〜
会談、とかやろう!(ビートたけし)
損かどうかなんて買わないとわからないじゃないか(えなりかずき)
互いの和解を(出川哲郎)
ボク、裁判官!(アンパンマン)
執行猶予、ゲットだぜ!(サトシ)
とても豪華な面々が出場している大会のエキシビションとして、リザーバー待機していた僕も大喜利やらせてもらえました。ありがたい……。
エキシビションならではのふざけお題、やり放題だ!と思って言葉遊びしまくってみました(えなりかずきのやつは噛み倒した)。
大好きなプレイヤーの方々に笑っていただけて幸せでした。
9月10日 第一回 双葉杯対策会
原作者が「石ノ森なんとかなるだろう」
はい、ダジャレです。(確か)マジックタイムで出したらウケました。
厳密には「一場面」でも何でもないのでお題には沿ってないんだよな。こういうところは自分の課題です。
でも、真面目な回答をしっかりやるからこそ、こういう回答の不意打ちが効くとも思います。
こういうことはネット大喜利ではできない。
ちなみにこれとまったく同じ構造のやつが後でもう一回出ます。
英語の先生に「ここわかりますかー?…Mr. Cleaning?」って言われてる
名前の関係する要素ということで、授業のあるあるを使った変化球を投げることができました(アッサムさんに好評だった)。
先生にまでイジられてるんかいというおかしみもあるのだと思います。
真面目な話、こういう構文のお題が出たとき自分はほぼ必ず「そう言われている“理由”となっている特徴」(なぜそんなあだ名なのか?)を考え込んでしまいます。
で、「その特徴の人が結果的にどうなっているのか」という視点の回答を見て毎回驚いてしまいます。
「特徴」の捉え方次第ですが、今回の回答は後者寄りが出せた達成感がありました。
ついにこの村にも本が伝わったが、本も倒してた
その行為に特に名前とかはなくて、「これやろう、これ」ってジェスチャーしながら誘う
二つとも、自分っぽいな〜と思える回答かも。
実は後者のは昔やった回答の焼き直しだったりするのですが……、子どもの頃に指を立てて数字を足していく遊びをこんな感じでやってたなーという着想です。
10月1日 ボケルバ 新人王決定戦
「石器時代のラーメン」という、嘘すぎる展示があった
今まで、「要となるボケが前半にあって、ツッコミの言い回しで落とす」という構造の回答をほとんどやったことがありませんでした。
でも段々と生大喜利に慣れてきて、ボードを前に“回答の出し方”を落ち着いて考えることができるようになったことで、日頃見ているおもしろい人たちの回答スタイルを取り入れてみることができたと思います。
この回答が出せてしっかりウケが取れたのはかなり収穫でした。
公称
鬼殺隊 身長測り柱
芸能人のプロフィールによく書いてある「公称」を家で書いてたらおもしろいなーと思って(他の人の回答の方向性にも影響された)、Simple is the bestの精神で出したら割と良い感触でした。
満足したので、予選3問の最後の最後ということもあり、やりたい回答をやろうと思った結果が二つ目のやつです。
それまで「柱」そのものをいじる回答があまり出ていなかった(気がする)ので、「そのまんまじゃねーか」のツッコミが起きそうな「身長測り柱」まで書いたところで、『鬼滅の刃』の《柱》にこれの柱がいたらバカすぎるなと思って「鬼殺隊」を書き加えました。
印象審査の票にはつながりませんでしたが、いろんな人に褒めてもらえたので思い出深いです。
10月15日 Insert Your Answers vol.2 〜忘れ去りしお題を求めて〜
「めんたいうどん」を注文したら、四面体が乗っていた
ちくわ天をちくわ天で取っている
すだちの小皿に香川が乗っていた
会のラストのミニトーナメントの1題目、絵回答で勝負しました。
結果的に普通に負けはしたのですが、このお題だけならかなり印象が良かったのでは、という手応えはありました。
この日の帰り、くま骸さんから「うどんのお題のときのはがねさん、いつものb!g!r!の感じでしたね」と言ってもらえたのですが、これがとても嬉しかったです。
「前期の復習」でも書いたのですが、「ささくれ道場」などでやっている感じの、ゆるく攻撃力高めの回答が自分が次に進むための大きなヒントだと考えていたので、それを半ば意識的に(半ば無意識で)やれたことが少し自信につながりました。
10月19日 大喜利会ユートピア in ボケルバ
(意外なんですけど、)元太がキジになってた
(原理はよくわからないんですけど、)これでキック力が増強された
「〜なんですけど」という前置きもまた、これまでなかなか自分のやらなかったやり方だったのですが、やっぱりやってみたいじゃないですか。
「元太キジ」はかなりチャンスだと思ったので(普通はサルとかだから間違いなく「意外」なはず)、挑戦してみて、結果かなりウケました。
かなりロケットスタートでこの回答が出せたこともよかったです。
キック力も、桃太郎のどこ拾ってんねんというしょーもなさが個人的に好きでした。
10月21日 大喜利双葉杯 参
スリッパをたくさん重ねて暴れ出した
セリフお題なのに思いっきり無視してしまっています。これはマジでよくない……。。。(後日、人のnoteを見て気づく体たらく)
とはいえこの回答はこの大会で唯一自分が自信を持って出せた、半年間の集大成になるような回答でした。
普通の「長いもの」では意外性がないので、「長いけどふにゃふにゃなもの」や「普段は棒状ではないもの」の路線をしばらく考えました(この直前にもホースを使った)。
そこで、身近にあるもので、重ねると棒状になるスリッパを思いつくことができ、ラスト回答に向けてじっくり絵を描くことができました(一回描いたのを自分で見てみて、これもしかして卑猥に見られないか?と怖くなって消して描き直しました)。
隣で相方のちょこざいなさんが「それおもしろいと思う!」と背中を押してくれたのが嬉しかったです。
この後ボコボコにやられて死ぬほど悔しい思いをするのですが、それはまた別の話……。
10月21日 ハイパーホッケー大喜利トーナメント
しょくぱんまんが16枚切りになっている
作者が「嫌だね 高し(やだねたかし)」だ
どちらも好きな回答です。
小麦の高騰でパンたちはどうなるのかというシンプルな発想から「16枚切り」に至りました。
そしていつぞやと同じ“作者もじり”のダジャレです。
今回は「〜の一場面」というような縛りがないので自信を持ってその方向性にいけました。
相方の恥スパゲッティさんもぶちかましていて最高でした。
欲張りの人が、お金の話になったとき、目にト音記号が出る
本編終了後のエキシビション「フィジカルメール大喜利」にて、「〇〇を通貨としている国でありそうなこと」の「〇〇」に「音楽」が入ったものです。
マンガやアニメのお金キャラのあるあるから考えました。
音符じゃなくてト音記号なのがポイントかもしれません(?)
まとめ
振り返りは以上です。
すんなり終わるかと思っていたのですが、意外といろいろ思い出してしまって長くなってしまいました。
後半になるにつれてコメントが多くなるのはちゃんと考えて大喜利をできるようになっているという証拠でしょうか。
最近は絵回答でウケることが多い気がしますが、それにこだわるつもりもなく、いろんな武器を使いながら少しずつ苦手をなくし、得意を伸ばしていけたらいいなと思っています。
再度になりますが、次の半年もどうぞよろしくお願いします。
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