映像研には手を出すな！会話元ネタ集①
映像研には手を出すな！について
漫画
『映像研には手を出すな！』（えいぞうけんにはてをだすな！）は、大童澄瞳による日本の漫画作品。『月刊!スピリッツ』（小学館）にて、2016年9月号より連載されている[1]。
作者の第1作目の漫画連載作品。人並み外れた空想力を持つ浅草みどり、金儲けが好きな長身の金森さやか、カリスマ読モだがアニメーター志望の水崎ツバメの3人を主人公に、女子高生によるアニメ制作活動を描くストーリー作品。TV Bros.（東京ニュース通信社）のマンガ賞「ブロスコミックアワード2017」大賞を受賞[2]。
2020年9月時点でシリーズ累計発行部数は100万部を突破している[3]。
アニメ
2020年1月6日から3月23日までNHK総合にて放送された[49]。サイエンスSARUにとって初の元請制作テレビアニメとなる。原作単行本第1巻から第3巻までの内容を全12話で描いている。同年6月24日に全12話を収録したBlu-ray『映像研には手を出すな！COMPLETE BOX』が発売された[50]。2021年10月24日から2022年1月2日までNHKEテレで再放送された[51]。
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実写ドラマ・映画
映画公開に先立ち、2020年4月からMBS・TBSほかで実写ドラマ（全6話、原作第1巻の内容を中心に、細部にオリジナル要素を追加）を放送[15][80]。当初は一部の動画配信サービスで独占配信だったネット配信も映画の公開と共に国内の動画配信サービスで実施しており、このうちフジテレビオンデマンドではレンタル配信ながら、TBS系列ネットの番組では初の配信となった[81]。
本記事の概要
「映像権威は手を出すな！」の漫画各話の会話内に登場する、元ネタがありそうな言葉や頻繁に出る言葉遊びについての解説を気が向いたときに行う。
解説というと非常に大層なものであるが、基本的にはwikipediaから引用する形式をとる。
4話ごとに区切って解説を載せていく。
以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。
第1話 最強の世界
「財閥はGHQに解体されたろ。」（浅草みどり）
日本における財閥解体（ざいばつかいたい）は、連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）が連合国軍占領下の日本で行った、過度経済力排除政策である。それまでほとんど実物取引がなされていなかった企業の株式が、当時の激しい通貨増発を礎として個人投資家に販売された。指定持株会社は財閥のものにとどまらなかった。
「山奥財閥」（浅草みどり）
金森さやか氏の「未発見の財閥が山奥に見つかるかも。」に対して。
「な、なんじゃ!?GHQか!?」（浅草みどり）
連合国軍最高司令官総司令部（れんごうこくぐんさいこうしれいかんそうしれいぶ、旧字体: 聯合國軍最高司令官總司令部、英語: General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers）は、第二次世界大戦終結に伴うポツダム宣言を執行するために日本で占領政策を実施した連合国軍機関である。連合国軍最高司令部[1]、連合国最高司令官総司令部[2]とも。
極東委員会の下に位置し、最高責任者は連合国軍最高司令官（連合国最高司令官とも、英語: Supreme Commander of the Allied Powers、SCAP、スキャップ）。日本では、総司令部（英語: General Headquarters）の頭字語であるGHQ（ジーエイチキュー）や進駐軍（しんちゅうぐん）という通称が用いられた
アニメではMIB（メン・イン・ブラック）と言われている。
黒服にサングラスのウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが出てくる。
「自転車に乗り遅れちまってさ～」（浅草みどり）
よくよく考えると自転車に乗り遅れることはない。悪漢に追われていると勘違いした浅草みどり氏が水崎ツバメ氏を助けるためにとっさに出た言葉。
「アニメーターの井上さんが作画監督のアニメが今日から始まるんだ!!」（水崎ツバメ）
井上 俊之（いのうえ としゆき、1961年7月20日 - ）は、日本のアニメーター、キャラクターデザイナー。スタジオジブリ所属[1]。大阪府出身。スタジオジュニオを経て、フリーのアニメーターとして主に劇場作品の原画、作画監督として活動[2]。日本アニメーター・演出協会（JAniCA）元理事（2014年から2016年までは代表理事）[3][4]。
アニメでは「アニメーターの井上さん（上述）、大平さん、磯さんの三つ巴作画回が放送されるんだ!!」に変わっている。
大平 晋也（おおひら しんや、1966年 - ）は、日本のアニメーター、アニメ監督、演出家[1][2]。愛知県名古屋市出身[3]。
一時期廃業して郷里に戻って家業に就いていたが、その後復帰して名古屋に在住したままアニメーターとして活動を続けている[2][4]。
磯 光雄（いそ みつお、1966年 - ）は、日本のアニメーター、アニメーション監督[1]。愛知県生まれ[1][2]。ネオメディア、スタジオ座円洞を経てフリー[1][2]。別名義として小田川 幹雄、贄田 秀雄などがある。
アニメでこの発言があった際に、時刻は19時25分28秒を示している。後に水崎ツバメ氏の家はかなり遠い位置にあるという事実が判明するが、一体何時頃から放送されたアニメだったのだろう。
（アニメ映画再放送という可能性も考えたが、浅草みどり氏の録画はしていないのかという問いに対して「生で見ないと」と答えているので、どうやら本当にアニメらしい）
第2話 映像研、爆誕す！
「ダレイオス一世そっくり。」（金森さやか）
「シャムシ・アダド一世かな。」（水崎ツバメ）
「レオニダス一世だ。」（浅草みどり）
「だう。」（浅草みどり）
浅草みどり氏が映像研の拠点の2階から落ちたときに発した言葉。
平均株価ではない。
「寝る子なので育ちました。」（金森さやか）
寝る子なので育ちましたのやつですな https://t.co/S5xarCmf51
— 大童 澄瞳/Sumito Oowara (@dennou319) January 15, 2020
第3話 無給！ブラック・パラパラ漫画
「「金森氏は小言がおおいから鬼の居ぬ間に宴会しよう」って。」（水崎ツバメ）
ことわざ「鬼の居ぬ間に洗濯」から転じて使用。
怖い人や気兼ねする人のいない間に、思う存分くつろぐこと。
「ガッテン承知の助」（浅草みどり）
心得た、任せておけ、といった意味の江戸っ子言葉。「合点」「承知」はいずれも、納得・承知・承諾したさまを意味する表現で、「承知の助」は「承知」の語調を整えて人名らしく言ったしゃれ。
「ば、番頭さんいるんすか。」（金森さやか）
「番頭」は公家・武家において警護職の頭を指し、警護そのもの（番役）を指し示すこともあった[1]。歌舞伎『勧進帳』において、関守が語る「方々、きっと番頭つかまつれ」という科白に、その名残を留めている[1]。近世から近代にかけての商家では、奉公人（商業使用人）の長を指している[1]。
この場面では水崎家を警護する人という意味で使用されていると推察される。
「1974年10月6・・・宇宙・・・・・・ト?」（浅草みどり）
『宇宙戦艦ヤマト』（うちゅうせんかんヤマト）は、1974年に読売テレビの制作により日本テレビ系列で放送されたSFアニメ[1]および、1977年に劇場公開された総集編のアニメーション映画作品。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の第1作目である。通称「一作目」「ヤマト」「ヤマト1」「パート1」。
西暦2199年､異星人ガミラス帝国による侵略で滅亡の危機に瀕した地球を救うため建造された恒星間航行用宇宙戦艦「ヤマト」の遠大な旅と戦いを描く。
1974年10月6日は宇宙戦艦ヤマトの第一話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」の放送日。
「・・・パン探偵ム・・・ 読めない。」（浅草みどり）
恐らく、ルパン三世と名探偵ホームズ。どうやらチンパン探偵ムッシュバラバラというドラマらしい。
『チンパン探偵ムッシュバラバラ』（原題："Lancelot Link, Secret Chimp"）は、アメリカ合衆国のSandler-Burns-Marmer Productionsが制作した実写のアクション・アドベンチャー・コメディーテレビドラマ。1970年9月12日から1971年1月2日までABCで放送。日本では1971年4月5日から同年7月26日にかけてNET（現テレビ朝日）で月曜19時30分に放映された[3]。
第4話 映像研の災日
「ハシゴ高いすっげー！」（水崎ツバメ）
脚立をハシゴ状にして利用している。
現場猫案件かと思ったが、実際には利用できるらしい。
アニメでは2連ハシゴに変更されている。
以上、第1話～第4話までまとめました。次回はいずれ更新します。