ライブ!×3(CPL#13~リバーサイドライブ~CPL#14)

 今回はかてぃんさんの直近のライブ配信3本をまとめて記事に上げました(『ねぴらぼ』除く)。3本それぞれに見所が満載すぎて例によってどんどん長くなってしまいました汗。お暇なときにお付き合いください。

7/19 Cateen's Piano Live #13 (Symphonic Special)

 今まで何千回?も「CPLが好きだ!」とほざいてきました。「その時々のピアノマンかてぃんの等身大が見られるから」どの回もそれぞれの良さがあって順番なんかつけられないくらい全部が神回なんです。
 今、“神回” という陳腐で手垢のついた表現を用いましたが、今回のライブは正真正銘「神回」だと思います。今までのCPLって登録者数のキリ番とかの記念配信というスタイルが多かったけれど、#13は特に何かの文脈に乗ることなく、ただただ「スタインウェイとストリングスの調和」がテーマの、これまでのCPLとはちょっと趣の異なるSpecialなライブでしたね。
 もちろん伏線はありました。最近、ストリングスへの興味についてちょくちょく言及されてたし、かてぃんラボでは将来の夢のひとつとして映画音楽を作りたい!→そのための学びとしてsymphonyの耳コピがんばるぞ!って言ってたもんね。
 それが早くもこんな素敵なライブ配信で見せてもらえるなんて・・・ずっと鳥肌が止まりませんでした。最上にして発展途上、かてぃん畏るべし。

 今回のライブはトーク少な目です。言葉なんてなくても音楽を通して伝わるものがいっぱいありました。魂の昂揚と浄化、祈り、癒し、勇気、希望…音楽を文字で伝えるのは難しいけれど、かてぃんさんの言葉を借りながら振り返ってみます:

■今回ね、音質めちゃめちゃ良くなったんですよ…それにストリングスも加わっていい感じにできるわけですが…

■…楽しいんですよホントに、ストリングスはね…一人でピアノコンチェルトやってる気分になれる…

■…あとこれね、ディレイを使ってまして…こっちのペダル(左:スタインウェイピアノ側)とこっちのペダル(右:カシオキーボード側)二つ踏んでるわけなんですけど、マジでごっちゃになる…たまに突然ピアノの音が消えたらコイツ間違えたんだなと思ってください(笑)…

■ストリングスが入るとね、必然的にエモイ系が多くなるわけですけど…

 ここはいつものリビングだよね?と耳を疑うくらい音質アップしてます。スタインウェイピアノの奥行きのある音色がこだまのように鳴り響き、まるで大ホールでの演奏を聴いているような錯覚を覚えました。ストリングスの優しいゆらぎがとても心地よく、感情が揺り動かされます。
 目の前の光景は現実なのだろうか・・・ほんとに一人なの?
まるでマジックのような「一人オーケストラ」のスケール感に圧倒されながら、ぼんやりと脳裏に浮かんできた言葉・・・【ゲーマー魂】

 この壮大で優美な音楽の世界と一見場違いな「ゲーマー魂」は、これもご本人のお言葉を借りれば:

■「ゲーム」は抽象化すれば「一定の制約の中で、いかにパフォーマンスを上げるか」と言えますが、制約・枠組みを認識し、どうすれば最大の結果を得られるか、という形式で好んで考えてきたことが、今に繋がってます。
(2020年5月・PTNAインタビューより)

 かてぃんさんもたぶん私たちと同じで両手両足は全部で4本だったはずだけど(だよね?)、これってかてぃんさんの頭の中のsymphonyの世界を表現する大きな「制約」でしょう。そう、絶対に足りないはずなのに、神の手(と足)にかかれば、あの世界観が成立してしまう。
 これだけ高難度の演奏は、いくら天才かてぃんと言えども今までのCPLのようにぶっつけでは難しいはずだし、いろんな準備や思考、練習といった努力の積み重ねの産物だと思うけど、本人にとってはその過程も結果もすべて楽しいことなんだろうなぁと勝手に想像してしまう。

 スタインウェイとストリングスの調和というテーマのもとに実験的に行われた今回のライブがみんなの心をどれだけ震わせたか、チャットやコメントに溢れる感動のメッセージから如実に伝わってくる。
「弾く音がすべて」・・・そうつぶやく彼の思いに共感の輪が広がる。
 常に自己ベストを更新し続ける努力の天才は、今日も次の高みを目指して更なるアップデートを約束してくれる。
最上にして発展途上、かてぃん畏るべし。(二度目)

8/16 35万人ありがとうlive

  いつもの IN My BEDROOM から届く Cateen's Piano Bar(CPB)かと思いきや、そこはどこ?
 水面の煌びやかな揺らめき、向こう岸の街の灯りと車の流れ、夜風のさざめきと虫の声、遠くで誰かの笑い声、今電車も通ったよね
 しゃがみこんで片膝立てる弾き姿も・・・
 すべての光景が画になるのに “ガムテープダサすぎて草”
 
(※いやいや、ガムテはかてぃんさんのデフォでしょう笑→コルシカ島)

■免許に通ってるんですよ今、実は…誘われて免許合宿いかない?って…映秀ってやつなんですけど…(ピアノ置いてるところなくて)結局、短期集中みたいな感じで今行ってるわけですよ…仮免の試験が明日だったかな…明日の8時40分(苦笑)…起きたくねぇ~っていう感じでやるんですけど…

■その映秀くんっていう人はですね…シンガーソングライターみたいな感じですね(画面外に目を見合わせて笑う)…超センスがある18歳の人で…歩んできた音楽性は全然違うんですけどすごいマッチするところがあって…最近一緒にいろいろと作ってるんですけど…今免許に通いつつ合宿で音楽を作りつつみたいな生活をしているわけですけど…電池なくなるとヤバいから呼びます…そこにいるんで、2mくらい先に映秀くんが…

 そういうわけだったんですね。前に合宿免許で山形に行くつもりだったのがコロナでなくなったって話してたけど、短期集中に通うために映秀さんのおうちに合宿(居候)してるということか。仮免のテストが明日朝8:40って大丈夫かな~ほんとに起きれるの?ってみんなに心配されてましたが、ちゃんと間に合ったようで、「優しい世界」のご報告もしてくれました。
 映秀さん、素敵な人ですね。初見でしたが、映秀さんが歌ってる他の動画も観てきました。粗削りだけどエネルギーに満ち溢れたソウルを感じさせる歌声が魅力的でファンになりました。この二人が今作ってる作品ってきっとカッコいいだろうな。レコーディングの様子がSNSに投稿されてましたね。いつ、どのように発表されるのかすごく楽しみです。
 ってかこの二人、どうやって知り合ったの? 見るからに仲良しの友だちって感じなんだけど、特に接点なさそうだし歳もけっこう離れてるよね。えいしゅうくんが黄色いランドセル背負って手を挙げて横断歩道渡ってる頃(神奈川)、かてぃんアニキは中坊になってイキってドラム叩いてたんだから(千葉)、人の繋がりって不思議です(全部想像)。

か: 日頃「何なんw」って思うことないの?
え: 日頃じゃないんですけど、今日YouTubeLiveを外でやるって言ってライトの電池が切れたり、カメラを忘れたり、ちょっと「何なんw」って思うことは少しはあるかなぁ…
か: まあ確かに…ライブやるって言ってカメラ忘れるのマジ「何なんw」

このおもろい会話の後、ピアノのイントロが始まるカッコよさマジ何なんw
(※まあ、忘れ物はかてぃんさんのデフォだから笑)

 こんな感じで二人で一本のマイクをシェアしながらエモエモのライブが繰り広げられます。同時接続も初めて5000人を突破したし、「電池がんばれ!」の声援も飛んでましたね。いろんなことが楽しい配信でした。

最後に『夜に駆けない』に言及してるシーンを: 

■『夜に駆けない』100万再生行きました…ありがとうございます…あの曲は『夜に駆ける』っていう超有名な曲の逆を行くみたいな言葉遊びから始まったものです…でも小説とかを読んでみると、実は「夜に駆けない」っていうワードがすごい意味を持っていたりして…面白いなぁと思ってやってみたんですけど…嬉しいです、たくさんの人に聴いていただいて…

またひとつみんなの心に刺さる作品が生まれました。

8/29 Cateen's Piano Live #14 (40万人ありがとう×ネピサマ)

カオナシかよ~
のっけから掴みはOKですね。しかも結構ビミョーなモノマネ突っ込んできてるし…。暑がりなかてぃんさん、すぐに我慢できなくなって豪快に脱ぎ捨てて「あーッつい!」と言い放つのもね・・・

■みんな浴衣とか甚平とか着ていて羨ましいなーとか思うんすけど、ないんすわ浴衣も甚平も…だからカオナシを着ました…

浴衣・甚平持ってなくてカオナシ持ってるほうがどう考えてもレアだろw

 ラボメンの中では裏キャラとしてなんとなく定着していますが、初見の方もどうかあきれずにコスプレ小学生のようなかてぃんさんを生暖かく見守ってあげてくださいね。こんな感じの人なんです笑。

 今回のライブ配信は、もともと40万人記念ライブとして予定していたものを『ネピサマ』の中で展開する流れになってます。ただもう一つ重要な意味は、今回がお引越し前の最後のおうち(実家)ライブになるということ。思い返せば去年の4月、角野家のリビングにスタインウェイピアノがやってきたことがきっかけで始まったこのCPLも、今度で14回目を迎えます。そんな経緯もあって、今回はこれまで共演してきた楽器たちも勢ぞろいして思い出をなぞるようなテイスト感溢れるライブでした。

 以前のライブでかてぃんさんは「ピアノの減衰する音の儚ない美しさ」と「ピアニカの一音に抑揚を込められる美しさ」について話していたことがありました。
 『人生のメリーゴーランド』→『情熱大陸』→『チャルダッシュ』のメドレーでは酸欠?になりながら減衰と抑揚の美しさを圧巻のライブ実演してくれました。「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ…(ポンポンポン(木魚))…ピアニカは危険なので封印しました…」のオチ付きです。
 次の『3分クッキング』は、2月再始動後の大躍進の起爆剤のひとつとなった作品ですね。noteで制作の種明かしの記事も上げてくれてるし、それが後のかてぃんラボにも繋がっていくことを考えると感慨深いです。
 スタインウェイとかてぃんとん(トイピアノ)を縦横無尽に往来しながら流れは『きらきら星』へと繋がっていきます。キターーーーーッ!!
 現在も特に海外でバズり中のキラーコンテンツの登場です。この作品のすごさは改めて言うまでもないですが、クラシックの卓越した技術に裏打ちされた演奏のすばらしさは大前提として、偉大な先人たちのテイストを取り入れたアレンジの秀逸さ、そしてレベルがだんだん上がっていくという誰の心の中にもきっとあるはずのゲーマー魂をくすぐる構成の勝利。しかも今回はLEVEL5とLEVEL6というステップの踊り場に『木枯らし』を挟み込んでくるという心憎い展開。ホント天才だわ。

■…ちょっとはしゃぎ過ぎましたね、落ち着きます…落ち着きを(胸トントンしながら)落ち着きを…

■…今、英語もね、がんばって話そうとしてるんですけど…あんまうまくないけどできるだけがんばってます…日本の人だけじゃなくて世界中からたくさんの方々が観に来てくれてるから(←この辺は英語)…日本語だけだと申し訳ないので…

■…猫その辺にいないかな…あ、チェロだけいた…この場所でやるのが最後ということは猫たちが出演するのも最後なんで…出演してもらおうかなと思って…あぁ行っちゃった、行っちゃったよぉ…

■…お、ぷりんを連れてきてくれた…ぷりん⤴…こっちがぷりんと言いま~す…ミャオって言って、ミャオって…言わな~い、めっちゃ毛ついたし…まぁいいや…という二人でした…

■芸術は爆発ですね。こうやって時々リミッターが外れるかてぃんさん、シビレるなぁ。
■ずっと海外のファンの方々に配慮しながらやってきたことが今の躍進につながってるよね。
■■角野家の猫ちゃんたちのかわいさと言ったら・・・

「ちょっと弾きま~す」といって次に出てきた曲は『子犬のワルツ』。猫ちゃん登場の後だからきっとあれか、と思ってたらフェイントかけてワンちゃんでした。チャンネルにも上がってるし、リサイタルのアンコールとかでもおなじみの曲です。ほんと滑らかに軽やかに弾いてて心地よい。と思ってたらやっぱりあの曲が来ました→かてぃんオリジナルの『大猫のワルツ』!
 『ねぴらぼ』以来、久しぶりにこの曲が聴けて、あの時の感動がどっと蘇ってきた。ホントいい曲。改めて作品化、楽しみにしてます。
(※演奏後にはニャオ~ン(ありがとう)の声付き)

■引越しをします…今ここ実家なんですけど、リビングでやっていてですね…リビングって生活の場じゃないですか…僕、結構ずっとピアノ使ってユーチューブ撮ったり、こうやって配信したり、練習したりしてるわけですけど…

■配信とか録音とかすると「静かにして」って家族に言わなきゃいけないわけですよ…いつまでもいられないよなぁと思いつつ…「全然いてよ」とか言うんですけど、親とかは…あと、猫も鳴くし…録音中にミャ~とか言って「ぅわぁ撮り直し」みたいな…何回あったことか(笑)…まぁかわいいからいいんですけど…

■だから防音室付きのスタジオが欲しいとずっと思ってまして…スタジオっていうと仰々しいな…防音室付きの家に引っ越したいなと思ってて…見つかったんで引っ越します、来月から…このスタインウェイを持って僕は別の場所に引っ越すことになりました…ので、これが今日が最後である理由です…

■いつか戻ってくるかもしれませんが…拠点を移すということで…一人暮らしですよ…初めてのじゃないんだよな、留学をしてたので、パリに二年前ぐらいに…まぁいろいろなことをがんばろうと思います…

 そう言いながら優しく弾き始めた『Heal The World』。あの頃はコロナの暗雲が世界中を覆い始めた時で、かてぃんさんの優しい世界にほんと癒されたなぁ。そう言えば相棒のスタインウェイピアノとお別れかもしれなかった時にも『雨だれ』と『別れの曲』を弾いてたっけ。寂しいな。『大きな古時計』は小さい頃、家族で楽しんでた思い出の曲なのかな・・・とかね。

■たぶんどっかで僕の母が観てると思いますが…ほんとに今までありがとうございます…今までっていうか、まだまだ、だけど…
今までありがとうございますってことです!

感謝の気持ちを込めた世界一美しい王道進行『ラフマニノフの交響曲第2番3楽章(adagio)』。きっとお母さまの大好きな曲なんだろうな。聴いてるとなんだか胸が締め付けられるような気持になって涙が出てきた。おっさんなのにね。勝手にお母さまの気持ちに寄り添ってしまった。愛する自慢の息子の巣立ちってね・・・
 かてぃんさんは言葉より音楽で感情を表現する人だけど、やっぱりこうやって言葉にすることは大事だと思った。照れ屋だし口に出すのって勇気がいると思うけど、11000人を超える人たちの前で家族に感謝の言葉をはっきりと伝えるかてぃんさん、かっこ良かった。いつもあなたのことを誇りに思ってるし、あなたのファンになった自分を誇らしく思う。

 いろんな感謝に溢れたライブ配信を終えて、急遽参戦のよみぃさんにバトンを繋ぐために電話をかけるかてぃんさん(よみぃさんのアイコンかわいいね)。ナチュラルな友だち同士の会話が微笑ましい。
 いろいろ心配したと思うけど、「ぜひ、遊びに来てよ」って優しく思いを伝えるかてぃんさんに「いくいく」と応えるよみぃさん。嬉しくなる。
 よみぃさんのナイスアドリブで電話越しの8小節コラボ・・・曲は以前に二人でリモートライブやった時に最初にトライした『散歩道』。
 かてぃんさんの周りには、いつも「優しい世界」が溢れてる。


ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

 














角野隼斗(かてぃん)さんのことを書いてます。