YouTuberへの道〜構図の決定とストレージ問題

「スタートダッシュって大事ですよ！やっぱ、初っぱなは上田瑠偉じゃないですかね！」とRunTripの大森くんは中華屋さんでランチをしながらお気楽に言うわけです。その直後の昨年の11月都内某所、『上田瑠偉 SKYRUNNER WORLD SERIES 優勝報告会』と題したイベントの司会を仰せつかった際に、本人にノリで言ってみたのです。「俺さ、YouTubeチャンネル作るんだ。でさ、出ない？」。

すると、「いいっすよ！」とあっさりブッキング完了。準備期間を経て、年が明けた1月、これまた都内某所で収録することに。でもですね、トレイルランニングの情報コンテンツを作ろう！そう決めてYoutubeチャンネルを作ってはじめてしまったYouTuberへの道は茨の道です。

①構図を決める
手持ちのiPhone 6を使うにあたり、簡易的なれどテロップを入れる前提として考えたのが16：9の中で収める構図でした。編集スキルなんて笑っちゃうほど持ち合わせていない僕にとって、後から変更修正するようなことは殺人的です。出来るだけ想定されることを決めておいて、のちの編集作業の手間を限りなくなくす"省エネ"でなければいけません。

テロップは上（エリア①）か下（エリア②）だよな。印象的な言葉は真ん中（エリア③）でいいかも！みたいなざっくりとしたイメージを作り、カメラの位置・距離と被写体の位置取りを試しました。

「瑠偉くん、座ってみて！」
「ああ、もうちょっと右かな」
「カメラをもう少し引く？」
「高さが足りないなぁ…」

世界チャンピオンをADのように扱う失礼ぷりに笑顔で応対する上田瑠偉。トップに立つ人の人間力に助けられました（笑）。事前にやっておけよな、俺......
ありがとうRuy！

②ストレージ問題が発覚！
こうして構図を決め、収録。ところが、途中でiPhoneがブラックアウトしていることにアシスタントが気がつきます。
 「これって、充電切れ？」
「いや、100%で始めたからそんなことないと思うけど…」
「あ、『ストレージが足りません』ってなっています！」

動画はギガ。メガじゃない。それくらいは僕も知っていましたが、iPhone 6の限界をあっさり超えていました。中身を確認すると、終盤から撮り直しが判明します。急いで思い出の写真やら、取材先での音声データやら容量を稼ぎそうなものを削除して空きを作って、撮り直しです。

世界チャンピオンに撮り直しを申し出る申し訳なさ。「いいっすよ！」と笑顔で応える上田瑠偉。トップに立つ人の人間力に助けられました（涙）。事前にやっておけよな、俺......ありがとうRuy！（その2）

このストレージ問題をクリアするには、iCloudの容量を増やしたり、Google Driveに格納するなどで対応することにしました。撮った動画は即移植して、手持ちのiPhone 6は常に余裕あるように。どんどん溜まっていきますからね。

③充電問題
ストレージ問題を解決したと思いきや、iPhone 6の充電が赤く表示されていることにも気がつきました。原因はマイクでした。外付けマイクをLightningケーブルでスマホ本体とつないでいたわけですが、どんどん吸われていたわけです。こんなに使われてしまうものなのか？！ってくらい。

「瑠偉くん、ごめん。しばらく充電したいから、休憩にしよっか！」

「いいっすよ！」と嫌な顔ひとつしない上田瑠偉。トップに立つ人の人間力に助けられました（号泣）。事前に検証しておけよな、俺......ありがとうRuy！（その3）

この充電中の雑談がスポンサーの話に発展。なかなかナイーブな話なので本編ではやめておこうと思っていたのですけど、本人が「いいっすよ！」と言うので、追加収録することになりました。

 「スポンサーは何社あるの？」
「どうやって見つけるの？」
「敏腕マネージャーでもいるの？」

誰もが薄々気になっているけど、聞きつらいからとこちら側で気を使って忖度していたことも、充電問題のおかげで聞くことができました。”万事塞翁が馬”とはこういうことなのか！
こうして収録できたのがシリーズ最終回のこちらとなりました。

さて、この充電問題への対処法として、アシスタントが充電しながら音声録音可能な『2in1アダプタ』を後日買ってきてくれました。説明欄にも「【互換性】iPhone 6対応、完璧にIOS10/11/12をサポートします」と記載。OSも最新版にアップデートしていましたし、これで解決！

思い返すと、人生で構図の勉強をしたことはありません。編集で使ってるノートPCは2013年モデルだし、手持ちのスマホはサポートが終了したiPhone 6です。そりゃ、トラブルばかりが起きるわな！というお話なわけですは、こうして小さな失敗と課題をクリアしていきながら、この道は続くのですね。

最後にもう一度言わせてもらうと……ありがとうRuy！（破顔！）

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