夜が好き
夜が好きすぎて、このまま夜が明けなければいいのにと若い時、ずっと思っていた。
もし朝にならなければ、永遠に明日が来ないわけで、明日が来なければ明日やらなければならないこともやらなくていいわけだ。
今になっても思う。
明日が来なければ、朝から起こされることもないし、仕事に行かなくていいわけだ。
それはそれで幸せではないのかもしれない。
でも、夜は静かで暗くて日中聞かないような自然の音がたくさん聞こえてくる。
昼の音とは全然違ってて、好きなのだ。
ようは夢中になりたいのだろう。
その夜の瞬間をずっと楽しみたい。
今日も夜がやってきた。
寝ると朝が来るので寝たくない。
けど、寝なかったとしても朝が来るので、仕方なく寝ることにする。
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