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番外編 移植しました

体外受精の記録として、書いておこうかな〜と思い立った次第です。
本日、移植日でした。採卵までは前回もいきましたが、移植に使えるまでの卵には育たず。今回は、1個だけでしたが、移植に使える子が無事育ち、移植日を迎えました。
一週間前の受診日、移植可能か判断日でした。子宮内膜が育っておらず、延長か、または中止の可能性もあります、と移植予定表に記載があるのを頭に浮かべながら、だめかもしれないなあと今までの経験を振り返りながら病院へ。
順番がきたので、エコーを見てもらいましたが、先生の反応は特別な感じもなく、そのまま診察室に移動してください、と看護師さんから指示がありました。ああ、ダメかあ。そう思いながら服装を整えながら移動。
名前を言って、先生の前に座る。すると、十分に育ってます、予定通り移植日に移植しましょう、と声がかかりました。
驚きもありましたが、安心感で心がゆるりと緊張がほぐれたのを感じました。
その後、移植までの服薬等の説明を看護師さんより受けました。たくさんの種類の薬を目の前に広げて、ふと眼鏡してたっけ、と声をかけられました。
最近、目がピントが合わないのが気になってきたので、眼鏡をしていました。最近、普段使いし始めました、と恥ずかしい気持ちもありつつ、私なんかでも見てくれてる看護師さんがいるんだな、と嬉しい気持ちで変な声が出てしまいました…。毎週、長時間診察に取られて、正直精神的に疲れてる部分もありました。でも、それを見てくれて、よく頑張ったね、と声をかけてくれる。それだけで、心が救われます。私、頑張ってたのかあ。

それから、移植日当日。服薬は、必ずリマインダーかけて、忘れないよう予定表通りできた。あとは、移植日にまつわるジンクスがあるらしく、調べて全て用意。午前中、仕事をしながら、ジンクスのうちのホットミルクを飲んで、パイナップルを急いでたべる。サラダチキンも食べて昼食完食。持参した薬を飲んで、急いで退勤して、その足で病院へ。
移植の方が何人かいて、私は4番目でした。採卵の時にも入った部屋で、手術着に着替えて、培養士さんや看護師さんよりいろんな説明を受けました。
みなさん、こんな私に丁寧に話をしてくれて、ありがたいなあ〜と感じました。
順番が呼ばれたので、手術室へ。膣洗浄し、いざ卵を子宮へ。機械が入ったりするので、膣内で違和感を感じましたが、痛くないし、思ったよりも平気。事あるごとにフルネームで確認していて、とり間違い防止のためかな、とぼんやり考えながら、モニターに映りますよ、と言われて映る卵を見る。ものすごく小さかったです。何ミリ、とかあるのかな。ミクロン?だなんて頭の悪いことを考えてました。この子に会いたいなあ、と切に願いながら、エコーで卵が子宮に置かれたのを見ました。お疲れ様でした、という声掛けで、無事終わったんだな、と少し視界がぼやける。ぐっとくるものがありました。
30分ほど、先ほどいた部屋で休憩。まだ実感がないなあ、なんて思いながら勉強しながら待つ。30分経ち、お会計をして駅に向かう。思ったより高くなかった。4万円いかないくらい。不妊治療をしていると治療代の感覚がバグってきます。4万て。高すぎる。
台風が来るとのことで雨に打たれながら電車に乗り込み、最寄り駅から車でマックへ。これもジンクスの一つ。マックのフライドポテトを移植後に食べる。美味しいけど、カロリーがバカにならないのでここ数年は避けていたフライドポテト。セットで頼んだホットコーヒーを飲みながらむさぼりました。カロリーの味がする。妊娠の確率の上昇にはおそらくならないし、むしろ良くない気がするけど、やれることはやっておこう精神。台風の影響でびしょびしょに濡れる窓を見ながら、無事終わったことを感謝しました。

移植後から数日経ちました。症状としては、眠気がすごいくらいですかね…ただの寝不足かもしれませんが…。
看護師さんに、ウォーキングくらいしても大丈夫ですか、と聞いたら、いつも通りに過ごしてください、とにこやかに答えてくれました。来週の妊娠判定日まで、いつも通り、過ごしていきたいと思います。

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