コインランドリーでの朝
暑い日が続いて、エアコンなしでどの位耐えられるかやってみた。
じっとしてても汗が、滲み出てくる。
なんとか夜になったが、熱帯夜を過ごすには、この歳では危険すぎる。
熱中症に3回なり、1回は死にかけたから怖さは知っている。
朝には疲れきった上に、毛布も湿ったから洗濯をする事にした。
毛布と下敷きは厚いので、ランドリーかドライクリーニングだが、安物なのでここは金額で決定する。安物でも17kg タイプが必要で、それは一台しか無いが空いていた。
毛布、下敷き、靴下、タオルなどを入れ、31分の洗濯が始まった。
ランドリーの機械は進歩しており、絡まないように凹凸が工夫され、右左の回転に時間差を付けているのが最新だが、コレは右左は同じだった。
丸い窓から、洗濯物を見ていると毛布や下敷きは、互いに中心に核になり周りを靴下が飛び跳ねて、あっちこっちと移動していた。
長めのタオルは、何とかしがみついて、互いに相手を牽制していた。
待つ間にじっと観ていると、世の中の縮図みたいに思い、長いものに巻かれて辛抱して、短気はあかんでという人生の教訓を垣間見たようで、3D社会の法則から抜けるのが目的の自分は、足取り重くランドリーを後にしたが、外では太陽が、いつに増して輝いて迎えてくれ、すぐにエネルギーが満タンになった。
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