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モタスポエンジニアのメモ帳

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ドイツレースチームを経て、トヨタWRCチームのデータエンジニアとして働いています。モータースポーツ業界に対する意見、体験談を中心に書いていきます。 よろしくお願いします。
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記事一覧

WRCチームの舞台裏をぜひ覗いてください!

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 4月までは雪が降っていて「まじか・・!」と思…

山下@VML
2年前
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地上波放送の終了がモータースポーツに致命傷ではない理由

こんにちは、山下です。 F1 2022年シーズンの2戦が終わり、チームの勢力図が少しずつ見えて来…

山下@VML
2年前
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2022年シーズンもWRCでタイトルを!!

明けましておめでとうございます。 トヨタWRCチームで働く山下です。 2021年シーズンは1994年…

山下@VML
2年前
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ラリーチームで働く日々雑記(2021年11月、12月)

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 12月に入りフィンランドの寒い日はマイナス20度…

山下@VML
2年前
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WRCタイトル獲得とその先へ

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 本日はWRC最終戦モンツァの最終日でした。結果…

山下@VML
2年前
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Formula E パワートレイン技術を理解する!

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 本記事ではFomula E車両のパワートレイン (Gen2…

山下@VML
2年前
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自動運転レーシングカーの論文を読んでみた

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 先日、アメリカのインディアナポリスで自動運転レーシングカーの大会が行われました。優勝チームはミュンヘン工科大学(TUM)のメンバーで、この大学は欧州発祥の自動運転レースであるRoboraceで中心的な役割を担ってきました。 今回はこのミュンヘン工科大学(TUM)のRoborace車両についての論文を紹介していきます。少し専門用語も出てきますが、補足しながら説明します。 読んでもらえれば嬉しいです。 (1) SLAM: 自動運

F1とスーパーフォーミュラのDX化を考察する

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 最近、国内トップカテゴリのスーパーフォーミ…

山下@VML
2年前
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ラリーチームで働く日々雑記 (2021年10月)

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 フィンランドは本格的に寒くなってきて、本記事…

山下@VML
2年前
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WRC第10戦 ラリーフィンランドの現場で働いて感じたこと

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 WRC第10戦 ラリーフィンランドはスポット参戦…

山下@VML
2年前
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トヨタWRCチームに加入します!

こんにちは、山下です。 昨年まではドイツレースチームで働いていました。 自動車メーカーを辞…

山下@VML
3年前
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ラリーチームで働く日々雑記(2021年9月)

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 9月はチームでの仕事も、全体的に良いことが多…

山下@VML
2年前
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絶対に負けられない! WRCラリー・フィンランド!!

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 前戦ラリー・ギリシャではカッレの優勝、オジェ…

山下@VML
2年前
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ラリージャパン2021開催断念と来年に向けた活動

こんにちは、トヨタWRCチームで働く山下です。 WRC最終戦として11月に予定されていたラリージャパンが開催出来なくなってしまいました。 F1日本GPが開催できなかった状況と、国内のコロナ感染状況も踏まえれば妥当な判断だとも思います。一方、欧州ではWRCも含めて、多くのモータースポーツのイベントが国を跨いで開催出来ていることは興味深いです。 来年こそは開催されることを祈り、ラリージャパンの現状と欧州vs日本で感じる差分について少し書いていきます。 (1) なかなか開催出