meta広告の効果測定に悩んでいる方必見!管理画面上で簡単に数値を可視化する方法を公開します!
こんにちは。
株式会社Caratでマーケティングを担当している東海林です。
弊社では今まで色々な広告媒体を検証してきました。
その中でもmeta広告(Facebook広告)が比較的効果が良く数年運用を続けております。
iOS14.5のアップデート直後はIDFAの利用が難しくなり効果計測がしづらい状況でしたが、徐々に情報や見える数値も増えてきてIDFA制限直後に比べると運用しやすくなってきました。
今回は弊社がFacebookの運用で利用しているmeta広告マネージャーでの数値可視化について共有したいと思います。(2023/02月時点)
▼前提
MMPはAppsFlyerを利用しております
主にiOS(アプリ)の効果計測についての内容です
Androidは従来の方法でも計測できています(2023/02月時点)
meta広告の広告マネージャーでの設定はAndroidでも活用できます!
▼課題感
クリエイティブごとの成果を把握しづらくなった
IDFA制限前
AppsFlyerのローデータを取得し、ユーザーIDで社内データベースの情報と突合することでユーザー毎や広告セット、クリエイティブ毎などで細かくROASを可視化することが可能だった
IDFA制限後
IDFAが制限されたことで、meta広告経由のインストールがほとんどOrganic経由で計測されるようになり、ローデータと社内データベースの突合では成果が把握できなくなった
→広告セットやクリエイティブ単位での効果が把握できず、課題への適切なアクションが行えているか分かりづらくなった
停止したクリエイティブが実は良かった、残したクリエイティブが効果が悪かったなどが一定期間配信してみないと分からず運用が難しくなった
検証スピードが落ちた
クリエイティブ単位での成果がわからなくなったため、期間を分けて検証する必要があり、検証スピードが低下した
▼解決策
今までの方法では計測ができなくなったため、直接Meta広告上でイベントの転換率やROAS等を表示できる方法を見つけました
AppsFlyerからSKANイベントのポストバック
AppsFlyer>連携済みパートナー>Meta adsでアプリ内イベントのポストバック設定を行う
弊社では計測したいイベントをmeta広告の標準イベントに紐づけるようにしています
例:アプリ内「気になるボタン」→meta広告の「カートに追加」イベント 等
SKAN Conversion StudioでSKAN計測で計測するイベントを設定
IDFA制限前は上の「連携済みパートナー」の設定のみで計測が可能でしたが、現在はこちらも設定しないとmeta広告上で計測されませんでした
弊社では測定モード「カスタム」でアプリ内イベントを5つ設定しています
Meta広告のイベントマネージャー>データソース>計測対象のアプリ>設定タブより「SKAdNetworkのアプリイベントを設定」を行う
meta広告管理画面でイベント発火数を表示
ポストバック設定が完了したら、Meta広告マネージャーで列のカスタマイズに遷移して、ポストバック設定した標準イベントを選択することでイベントの発火回数、ユニーク数などがわかります
カスタム数式で視認性改善、転換率やROASを可視化
視認性改善
上記のままだと「カートへの追加」がアプリ上の何のアクションなのかわかりづらいため、カスタム数式を使って文言だけを変換したものを作成します
「列をカスタマイズ」画面の右上にある「カスタム指標を作成」を使用します
↓右側から任意のイベントを選択すると、数式のエリアに選択したイベントが表示されます
アプリ内での実際のイベントを名前に記載して指標を作成すると、以下のように設定した名前で表示される列を作ることができました
転換率やROASを可視化
カスタム指標では任意に数式を設定することができるため、会員登録(オンボーディング)完了率を数式設定して、列として表示するといったことが可能です
また、数式には任意の数値なども入れられるため、 「(売上に関する行動x平均単価)÷ 消化予算」など数式を設定することでおおよそのROASなども可視化することが可能です
▼結果
おわりに
最後に、弊社では日本の仕事探しにおける負を一緒に解決してくれる仲間を募集しています。
下記の募集ポジションまたは,その他少しでも興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。
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