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なぜ僕たちの優しさは食い違うのか
たとえば、あなたに恋人がいたとして、
それでも他のだれかをとてつもなく好きになってしまったとする。
恋人はあなたの不貞を知らず、交際の継続を信じて疑っていない。
そのとき、あなたは一体どんな選択をする?
「好きなひとができたので別れたい」と伝えるのだろうか。
あるいは、もはや一番好きな相手ではなくなってしまったにも関わらずいまの恋人との交際を続けるのだろうか。
一体どちらがほんとうの優しさで、どち
雑誌について語るときに我々の語ること #女性誌研究
先日『ビジネス視点で考える女性誌のイマ』というイベントに行ってきまして、人生で初めてVERYを熟読してきました。
これでようやくぼくもVERY妻のスタートラインに立てました。
「おうち外交(ご近所ママを自宅に招待しもてなす会)」「サスティナママ(地球環境=サスティナビリティに関心のあるママ)」等々のVERYワード、駆使していきたいと思います。
ところで実は、ただVERY妻になりたいがために参加し
Tinderは世界を救うのか?あるいはドナルド・トランプの誕生について
ここ2年くらい考えている。
Tinderは世界を救うのか?ということについて。
この2年の思考の変遷について、簡潔に順を追って説明していきたい。
第一期 社会階層の通り抜けフープ
はじまりはひとつの仮説だった。
高度に発達した出会い系は、社会階層やクラスタの異なる男女を結びつけ、価値観を拡張することが可能なのでは?という仮説だった。
たとえば官僚の男性が幼稚園の先生と出会ったり、アパレルで働く男
愛と呪い、あるいは生と死について
“初恋の人“とは一種の呪いではないかしら、と思うことがある。
「小学生のときに好きになったカレをずっと忘れられなくて、いまでも彼に似ているひとを好きになっちゃうの!」
という人はさすがになかなかいないと思うけれど。
初恋、とまではいかなくとも“忘れられないひと”という相手がいることは、一種の呪い、自分自身に対する呪いのように思える。
忘れられないひとがいる。
そういってしまえばまるで青春小説の書き
満たされたぼくたちの欲望
「いまの若者は消費しなくなった」
っていうけれど、それってホント?ってずっと思ってました。
「最近の若者は草食化し、酒も飲まず、車も買わず、女を抱かない。」
なんて、したり顔メディアでおじさんがしたり顔で語っていたりするけれど、
「いやいや、そんな聖職者みたいな人間、まわりに一人もいないですから!」って、ずっと思ってました。
ミレニアル世代と呼ばれるぼくらにだって、欲望はある。
お酒だって飲むし、