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心から恋しい場所、ソウル

気軽に、思い立ったらすぐに行くことができた場所が今は凄く遠くに感じる。むしゃくしゃするとリュック一つで弾丸旅行へ向かう、韓国ソウルへ。心が思うまま行きたい場所へ行き、見たいものを見て、たらふく食べたいものを食べ、好きなものに囲まれるとてもシンプルな旅。

ついに今日がきたー!と旅は空港へ向かう電車の中から始まる。大人になってもこの時ばかりはワクワク遠足気分。何度来てもソウルに到着するたび、新鮮な気持ちになる。

まずキンパを食べ、お腹を充電する。

好きなエリアで辺りを散策。ショーウィンドウやプロモーションがいつも素敵で胸が高鳴る。

熱々のタッカンマリ鍋を食べ体も心もあったまり、つかぬ間の休息が終わると夜も眠らない問屋街へ繰り出しショッピング。アクセサリーやファッション雑貨が壁一面にこれでもか、とひしめき合う店内。その中からこれだ!と思うものを探すのはまるで宝物探し。
この瞬間を味わうために旅していると言っても過言ではないぐらい私の人生で1番心ときめく瞬間である。
興奮を落ち着かすため、パッピンスで糖分を補給してクールダウン。

翌朝は早めに起き、早朝のカフェでまったりと美味しいカフェラテを味わう。この時間がとても好きだ。たとえ寝不足であっても時間が惜しい。
市場でキッチングッズや食べ物をみて周り、お店の人と会話してみたり、薬局で新しいフェイシャルマスクやコスメをチェックする。韓国の流行は本当に早く、勢いがあって面白い。
何度行っても飽きさせない。

お気に入りのワッフルを食べる。夜はチキンとサイダーで乾杯! 

食べ物は全部、学生時代に韓国へ留学していた時の思い出の味。何年経った今もしっかり私の胃袋を掴んで放さない。一人でも誰かと一緒でも必ず寄る愛着のあるお店ばかり。

ソウルには私の"好き"がある。
普段は静かな場所を好む私もソウルに溢れる活気と喧騒は刺激的で魅力的でどうしても惹かれるものがある。
忙しい日常の中で忘れかけそうになっている"自分が好きなもの"を思い出させてくれる場所。

この空白の期間中、新たに追加したい旅のシナリオが出来た。
ソウル植物園に行きたい。
屋台でトッポッキをつまみながら、大きな街頭モニターに映るKpopアイドルや芸能人を見て盛り上がりたい。
改めて観光地にも足を伸ばしたい。

"当たり前に旅行が出来ること"は当たり前ではない。
また再び訪れる日まで、降り積もる思いと共にときめくプランをたくさん準備しておこうと思う。

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