今年は、“政治家”になります！
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます！
普段、私は「新年の抱負」なるものをあまり語らないタイプではあるのですが、今年は期するところがあり、「2023年の抱負」について書いてみたいと思います。
今年は、ずばり“政治家”になります！
こう書くと、「おお、また選挙に出るのか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。ここでは、「政治に携わって生きていく」という意味合いで書いています。
もちろん、みなさんがイメージする政治家とは、国会議員や地方議員などの議員バッジをつけている人か、知事や市長など、いわゆる「首長」と言われる地方自治体のトップを務める人なのだと思います。ですが、“政治家”とは本当にそれらの人々だけに限定してしまってもいいのでしょうか。
たとえば、政治の世界にはロビー活動を行う「ロビイスト」と呼ばれる人々がいます。ロビー活動とは、「特定の主張を有する個人または団体が、政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動」と定義されています。なんだか胡散臭いですね。“圧力団体”などと言われることもありますね。うーん、ますます胡散臭いですね。
でも、じつは私は昨年も選挙の傍ら、微力ながらロビー活動にも携わっていたのです。
これは、参院選が終わった直後、昨年７月に行われた給特法の改廃を求める記者会見に参加したときの模様です。給特法とは、基本給の４％にあたる教職調整額だけを支払うことで、教員に残業代を支払わない根拠となっている法律のこと。これにより、教員たちに「定額働かせ放題」とも呼ばれるブラック労働を課されてしまっているのです。
たとえば……あ、元日からこんなクソ真面目な話は読みたくないですよね。興味のある方は、ぜひ下記の記事などを読んでみてください。
私は元小学校教員であり、この件についてはかつての当事者という立場から、現役の高校教師らと一緒にロビー活動に携わってきました。さすがにこの程度で「ロビイスト」と名乗るのは気が引けますが、国会議員になることはできなかったものの、それでも政治に携わることはできるのだと実感したのも事実です。
私の目的は、政治家になることではありません。政治家になることはただの手段であり、あくまで目的は、「社会にたくさんの選択肢をつくること」。昨年末から政治塾を開講したのも、その一環です。
そうした意味で、今年はもっともっと政治に携わっていきたいと思っています。たとえば、「同性婚」や「選択的夫婦別姓」。たとえば、「インクルーシブ教育」。いま自分の中にない政策のタネも、これから学びを深めていくことで、「これもやっていきたい」と思えるものが、きっと出てくることでしょう。
たとえバッジをつけていなくても、政策に影響を与え、社会に選択肢を増やす活動に力を入れていきたいと思っています。それは世間からは「ロビイスト」と呼ばれるのかもしれませんし、ある意味では“政治家”でもあるのではないかと思っています。だからこそ、「今年は政治家になります！」と宣言させていただきました。
ただ、こうした活動には当然お金がかかります。また、活動が実を結んで、仮に政策に影響を与えることができたとしても、「やりがい」「自己実現」といった目に見えない部分で満たされることはあれど、金銭的には一銭の得にもなりません。
私がどれだけこうした活動に時間を費やすことができるのか。それはみなさんからの寄付に依拠することになりそうです。昨年の夏にみなさまからいただいた寄付は、参院選での戦い、そして先述した政治塾の立ち上げによって底をついてしまいました。
「選挙を戦う」という明確な目的ではないため、寄付をすることに躊躇される方もいらっしゃることと思います。ですが、みなさまからいただいたご支援は、必ずや「選択肢が多くある社会」を実現するため、有意義に使わせていただきます。
いま一度。今年は、“政治家”になります。誠心誠意、取り組んでまいりますので、引き続いてのご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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