“女帝”小池百合子都知事のワードセンスにあらためて舌を巻いた。
『女帝 小池百合子』(文藝春秋)が売れに売れている。この出版不況の時代で、すでに15万部を突破したそうだ。
私自身は未読だが、本書にどんなエピソードが綴られているかはあちこちから漏れ伝わってくる。もちろん、これらを信じるか信じないかは読者次第。だが、一筋縄ではない人物であることは間違いないのだろう。これは決して否定的な文脈で言っているわけではない。永田町で、しかも女性として上を目指そうとするなら、そもそも凡庸な人間であるはずがないのだ。
そんななか、先週末、NPO法人「ド