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紀伊半島旅行記 喫茶店の名を持つホテル:瀞ホテルの魅力


訪問時期 2018年夏
奈良県十津川村にある瀞ホテルを訪れたのは、偶然SNSで見かけたことがきっかけでした。
実際に行ってみると、奈良県・和歌山県・三重県の県境に位置するこの場所は、まさに隠れた秘境です。


瀞ホテルは「ホテル」と名乗っていますが、実際には喫茶店として営業しています。
しかし、そのロケーションは素晴らしく、訪れる人々に特別な体験を提供してくれます。


瀞ホテルは、熊野川の支流である北山川の瀞八丁と呼ばれる地域に位置し、眼下には北山川が広がります。
川で削られた絶壁も見事で、自然の壮大さを感じることができます。

瀞八丁は、北山川の中でも特に美しい景観を誇るエリアで、川が深く切り込んだ峡谷が続きます。
川の流れが作り出す絶壁や奇岩は、訪れる人々を圧倒します。
この地域は、四季折々の風景が楽しめるため、何度訪れても新しい発見があると思います。

訪れた当時は、ジェット船と呼ばれる観光船が行き来していましたが、現在は運休となり、川舟が代わりに運航しています。
川舟に乗ってゆったりとした時間を過ごすのも、瀞八丁の魅力を存分に味わう方法の一つです。


瀞ホテルの歴史も古く、かつて林業が盛んな頃には、筏師の宿として賑わっていたそうです。
今ではその喧騒から離れ、静かに景色を楽しむことができる喫茶店となっています。
事前に予約をすれば、絶景を見ながらの食事も楽しむことができます。



瀞ホテルの魅力は、その自然環境だけではありません。
建物自体も歴史を感じさせる趣があり、訪れる人々にどこか懐かしい気持ちを抱かせます。
木造の建物は、温かみがあり、まるで時間が止まったかのような静けさを感じることができます。


また、喫茶店では地元の食材を使った料理やスイーツが楽しめます。
特に、季節ごとのメニューは訪れるたびに新しい発見があります。
地元の特産品を使った料理は、訪れる人々にその土地の魅力を伝えてくれます。


お時間のある時に、ぜひお立ち寄りください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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