J1第1節ガンバ大阪対横浜F・マリノス マッチレポート
※この記事を書いているのは試合日から約1か月後ではありますが、書かないという選択肢はなかったので、書いてみました。
雑記っぽいですが、ご覧いただければ幸いです。
開幕戦から見えた今季の展望
ここでは、マリノス戦を見た感想を述べていく。
試合を見終わって気になったポイントは4点あった。
①ガンバ、ボランチ問題
②横浜のラインコントロールの精度
③横浜の運動量(特にプレスバック)
④ガンバ新戦力、田中達也の存在感
①に関してはシーズン前からメディアやネットなどを通じて問題視されていたことだ。
開幕戦のスタメンは遠藤・高のダブルボランチで戦い、85分に遠藤に代えて矢島が投入された。
遠藤→矢島の交代はもっと早くても良いのではと感じた。だが、それよりも問題なのは適任な後継者がいない点だ。
2失点目のシーンでは、横浜の三好にミドルシュートを打たれてしまった。この場面では、今野が居れば防げたのかは定かではないにせよ、試合全般で横浜に56%とボールを支配される時間が多く、中盤のスペースも相手に使われる場面も多かった。
解決策としては今野の復帰となるだろうが、今野不在時に苦しむところを見る限り、今年も苦しいシーズンとなりそうだ。
②と③に関して、横浜の守備陣が非常に機能していた。
試合前、横浜のスタメンには新加入の広瀬陸斗、高野遼がいたため、機能しないのではと予想していた。
しかし、相手の攻撃を11回もオフサイドに引っかけ、さらに前線の選手らによるプレスバック(ボールを持った相手側の選手を自陣へ戻りながら挟み込むようプレッシャーをかけること)がガンバの攻撃陣を苦しめていた。
特に三好や天野など中盤の選手らも積極的な守備を怠らない点が非常に素晴らしかった。
昨シーズン、横浜は56失点であったことや現地(第12節対ジュビロ磐田戦)で観戦し、守備に綻びがある印象があっただけにこの日のパフォーマンスは目を見張るものがあった。
守備のみならずそれが攻撃に転じた時にどのように効果をもたらすかなどを引き続き、今年も注目のチームとしてシーズンを通して戦いの変化を見ていきたいと感じた。
④に関して
試合のネガティブな感想の中、光明が見えたこともある。
新加入の田中達也だ。60分に投入され、2点目の藤春のゴールをアシストした。
2008~2012年に活躍した佐々木勇人のような存在になれるのかもしれない。期待したい選手の1人だ。
まとめ
これらの問題の解決をどう乗り切るかがが今シーズンを見るうえでのポイントとなるだろう。
特に、①の問題に関しては今後のガンバに大きくかかわってくる大きな着目点であり、毎試合ボランチがどう試合を変えたのか、機能しているのかについて最も興味をもっているところだ。
序盤戦(第1~10節)、どのように宮本監督がどのように現状の問題に対して最適解を導くのか。
2019シーズン、1サポーターとしてその点を大いに見ていきたい。