入社から3年を経て、今考えていること

新卒で今の会社に入社し、もう少しで早くも三年。
入社前と今とでは見える景色も大きく変わり、自身として目指したいゴールも変化していると感じる。当時考えていたことも合わせて、どんな変化が起きたのかを中心に一度振り返ってみようと思う。

① 入社時に考えていたこと

三年前に遡って「当時何を感じ考えていただろうか?」と振り返ると、シンプルに「自身が思い入れを持てる領域で手触り感のある事業を立ち上げ・運用したい」という個人的な起業心だったと思う。

当時は事業としてのインパクトは全くといって良いほど気にしていなくて、強く問題意識を感じる領域でとことん課題と向き合い、自身で立ち上げたサービスを通して一人一人の人生を豊かにできる実感を持ちたいと感じていた。

だからこそ、今の会社で事業創りに必要なスタンス・考え方を学び、顧客折衝の経験を深めたいというのが入社当時に描いていた一つのイメージだった。3年〜5年の経験を積んだ後、自身が思い入れとこだわりを持つ領域で一度サービス立ち上げに専念したい、そう考えていた。

この背景があったからこそ、社内におけるキャリアを描くことはすごく難しく、今必要な経験は何か?その機会を得るためには何が必要なのか?この二点を中心に様々動いてきた3年間だったと思う。

当時の考えに基づくと、このまま社外に飛び出して第二のキャリアをスタートする、それが自然な流れだったと思う。

②今考えていること

一方で、今考えていることは入社時と少し異なる。

上記の事業立ち上げについては今年からtryを始めるものの、最終的なゴールがそこではないことを今は強く実感してきている。

どちらかというと今は、所属している事業部におけるサービスをちゃんと伸ばしていきたい、その先に事業を牽引していける人でありたい。というのが少しずつ見えてきているし最終的には今の会社のアセットを活用して、世の中を動かせるような大きな事業を生み出したい、とも感じ始めている。

つまり、当初掲げていたゴールの先に、もう一つ二つ目指したい山が現れたような状態。少し言い換えると、富士山登頂を目標としていた中で「せっかくならエベレストを目指したい」そう思い始めているような状態。

③変化をもたらした要因

ここに至るまでに三度ほど大きな葛藤があったのは事実で、最初は1年目の3月、次に2年目の12月、3年目の11月と気持ちが揺れるタイミングがあった。

それぞれのタイミングごとで理由は異なるけれど、共通しているのはa.自身でこだわりを持つ事業を小さくても立ち上げきりたいのか、b. 世の中を変えるほど大きな事業を生み出すことに挑戦したいのか、という葛藤だったと思う。

数ヶ月前まではこれらが二者択一のように見えてしまっていて、どちらを選ぼうか?と考えることが多かったけれど、今はそれらは一直線上に並んでいてbに挑戦をする前にaを経験しておきたい、そんな感覚に近い。

そしてそう考えるように見方が変わったのは、紛れもなく社内での複数の経験・尊敬する人たちの存在だと思う。

世の中にとって本当に価値あることってなんだろう?という問いを胸に熱量高く事業に向き合う人と出会うことで、ここでしかできないこと・他では代替できないことを認識できるようになり、自身が当初目指していたゴールを実現するだけでは自分の人生をやり切った、とは言えないことを実感した。

④今後について

今後向き合っていくこと自体はこれまでとあまり変わらないかもしれないが、目指したいゴールが大きくなってしまった分、今不足しているものをより早いスピードで補っていく必要があるなと感じ始めている。

まずは一つ目の通過点となる場所を目指しつつ、引き続き自身にできることを増やしていこう思う。

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