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背中の熱
戦友、ライバル、同志、宿敵。
ともに高めあい、競い、戦ったものとの再会。共闘。
まるで対局の性格に打ちのめされ涙し、それ故にお互いの刺激、起爆剤になる仲だ。
話した時間、言葉数はとても少ないが根底を理解できるような漠然とした心強さがパフォーマンスを通じて伝わる。
初めて一緒に働き、背中を預けて戦えることの心強さを実感した二日間だった。と、同時に、今まで自分は他人を信頼し背中を任せていなかったことを実感した。
目が合う、すれ違う、手が欲しい時にそこにいる。多くを話さず伝わる。同じ力を持つ人がそこにいる。馴れ合いでも友情でも無い強いものがそこに感じる、その多幸感を初めて感じた。見えてるものが同じである心強さ。
1年間、私のスタイルを自分に叩き込んだと言った彼女の目は強く、それでいてより洗練され、少し窮屈そうだった。その冷静な言葉選びが、立場を理解していなかった自分に随分痛く突き刺さった。
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