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主催者・表現者の「考え方」とは。【2019年2月の気づき】

自身の行ないを振り返り、気づき学びを抽出する作業。
第二回目は、2019年2月を振り返る。

iPhoneの当時の画像を見返しながら振り返りをしているのですが、2月は濃いなぁ。多分週に2~3回はイベント行ってましたね。地域にも行きました。



1)適度な「ゆとり」の大切さ


NPO法人共存の森ネットワークの仲間たちと新たに始めたWEBメディア「列島ききがきノート」のキックオフ合宿として、千葉に行ってきました。



1泊2日で南房総をめぐる。

いつも行く市原とは違う場所へ、違うメンバーで行くこの感覚。
久しぶりに、純粋に地域を楽しめました。笑


※朝起きたら一面銀世界。千葉の雪景色、レアでした。



なぜ楽しめたのか考えると、

・自分が主宰ではないこと・時間がタイトではないこと

この二つかなと。


つまり、普段は

「しっかりやらないと・・・」という<自分自身>から追われ
「次は何時にアポあるからあと何分で・・・」という<時間>に追われ

二つのモノに追われている。

そりゃしんどくなるわ。笑

フィールドワークには適度なゆとりが必要。
そんなことを教えて頂きました。

くどう編集長、いつもありがとうございます!


※いい写真なんだけど、使う機会がなさ過ぎて困る写真。with工藤くん、永田君。とりあえず今使う。笑

予想以上の大雪で、急遽ゲストハウスから出る斜面の道を雪かきしたのは、たぶんずっと忘れないだろうなぁ。
「あ、今記憶に残ることが起きようとしてる!」というセンサーは年々敏感になってきた気はします。(どうでもいい笑)




2)表現には「設計」が重要


こちらも、NPO法人共存の森ネットワークの事業、中学生向けの「きく・かく・えがく」という、東京都とのプログラムで、舞台となる檜原村をフィールドワークした時の話。


この時ご一緒させて頂いた、影絵師の川村亘平斎さんが、移動の車内でお話されていたことに、とても考えさせられました。




「思いを伝える」と、「仕掛けを考える」は別物である。
ただ表現するだけではなく、ニーズに合った表現が必要。そのためには、「わかりやすさ」をどれだけ設計出来るかがカギ。


※川村さん(写真中央)。写真右は留次郎さん。素敵な方でした。好きです。そしてiPhone10のポートレートモード最強。



このことばを、僕は

ただ「思い」を伝えるだけでは不十分で、伝えたい「思い」を、伝えたい相手に合わせる(咀嚼する)努力が表現者には求められている

と解釈しています(違ったらすみません)



つまり、「熱い思いがあること=最高!」と考えていた僕にとって、「熱い思い」のその先を見せられたような、そんな感覚がありました。

うわあああ!!!!と、心の中で一人叫ぶ自分・・・・。



それ以来、なにかモノゴトをつくる、表現するときには「設計!!!」と自分に言い聞かせながら手を動かしています。
「**なヒト(伝えたい相手)に、この言葉は伝わるかな」みたいな自問自答を繰り返すようになりました。

大事な視点を教えて頂いた気がします。ありがとうございます。


※こたつを囲んでいる様子をどう写真に収めるか、難しい・・・


※旅館の大女将から柚子を頂く。美味しかったなぁ。ありがとうございました!




3)「相手」目線で見れるのが真の主催者。


私が主宰している「ローカル・クレイジージャーニー」というイベントがあります。



地域に関わりたい!という高校生・大学生がやってみたいプロジェクトを発表し、集まった社会人がフィードバックを行なう少人数イベントです



過去の様子はこちら


その第二回が、2月にありました。



・・・端的に言うと、今回は、納得のいく出来ではなかった。

そのことを、のろしメンバーに呟いたら、冷静に色々と諭されました。
(その節はありがとうございました・・・)

そこで思ったわけです。


成功かどうかを気にしてるのは、自分だけだ。気にし過ぎだ。(あえて言うならば、成否を決めるのは参加者では?)



グループ分けがモタついたとか
机上がごちゃごちゃしちゃったとか
飲食物が結構余ったとか(しかも未開封で)
そもそも買い出しリスト作ってなかったからだ、とか・・・


※たしかに、今写真で見ても結構、机の上は飲食物でごちゃごちゃしてる・・・



そんなことは、参加者は忘れてしまっている!!きっとそう。

たしかに、「うわっ・・・」って、参加者に一瞬思わせてしまったかもしれない。


・・・だからなんだ?


もっと本質的な事に、主催者は目を向けないといけない。
目を向ける所、気にするところを間違えていた。そう気づいたのです。




・参加者は満足して帰ったか?・イベント開催が目的になってないか?・発表したプロジェクトは、この後どうするんだ?

等々・・・


「自分」に対してではなく
「相手」(今回はイベント参加者)へ視線を向けられるか。


相手に思いを寄せることが、真の主催者だ。


これも、「主催者」になることが多いであろう僕にとって、大事な気づきでした。ありがとうございます。


※今回のアートディスカッション(ネームプレートやワークシートなど)は、「IPPONグランプリ」をインスパイアさせて頂きました


※のろしからは、もはやレギュラーの吉田先生、今回もありがとうございました!田中さんも二回連続のご参加ありがとうございます!


※スペシャルサンクスは、greenz 原宿の素敵な会場ありがとうございます!つないでくれた永田君にも感謝!


今回一番うれしかったのはこのシーン。
「あー!それ!!!いいですね!!すごいやりたいです!!!」というセリフが生まれた瞬間。最高でした。やってよかった。

自分は「やりたい!が生まれる瞬間」を作りたいんだと、あらためて実感した。



※盛り上がりすぎて終電を完全に逃し、タクシーで帰宅・・・。主催者の苦労。笑 でもどこか、すがすがしかった。

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