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【ハーブ繁殖】茎をカットして水につけるだけ。挿し芽にてハーブ6種を繁殖させる検討

はじめに

筆者は、これまでLED付き水耕栽培キットを用いた
ハーブ類の室内水耕栽培を行ってきた。
この度、引っ越し(2021.11)をすることとなり、
これまでタネから育ててきたハーブを伐採し、
転居先にて一から育て直すことを余儀なくされた。
しかしながら、植物の成長が鈍化する
気温の低い冬場によるタネからの栽培は、
非常に気が重くなるとともに非効率と感じた。
そこで、今回は、
いくつかの品種を挿し芽にて繁殖させる要領で
転居先へ引き継ぐことを検討した。

概要

本検討を行うにあたり、
まずは引っ越し直前(2021.11月中旬)に
茎をカットして湿らせたペーパーへ包み、
新居に到着後直ちに水につけておき、
発根(根が生える)するかどうかを確かめた。

検討したハーブ

・スイートバジル
・しそ
・パイナップルミント
・ペパーミント
・レモンバーム
・ラベンダー
・ローズマリー

結果

中間報告として、
茎をカットして水につけてから
10日後の様子を報告する。

【10日後】
〈スイートバジル〉

茎をカットして

〈しそ〉

茎をカットして (1)

〈パイナップルミント〉

茎をカットして (2)

〈ペパーミント〉

茎をカットして (3)

〈レモンバーム〉

茎をカットして (4)

〈ラベンダー〉

茎をカットして (5)

〈ローズマリー〉

茎をカットして (6)

上記のとおり、主観ではあるが、
10日目において以下の4種を
順調に発根した」と判断した。

・スイートバジル
・パイナップルミント
・ペパーミント
・レモンバーム

本結果を受けて、「順調に発根した」4種については、
全自動LED水耕栽培キットへ定植することとした。

残りの以下3種については、引き続き様子を見ることとした。

・しそ
・ラベンダー
・ローズマリー

全自動LED水耕栽培キットへの定植

全自動LED水耕栽培キットへの定植について、
今回実施した手順を以下に示す。

【使用したもの】
・スポンジ
(100円ショップでたまたま購入した食器洗い用のスポンジ)

茎をカットして (7)

・全自動LED付き水耕栽培キット

【手順】
・スポンジを約2.5cm間隔にカットした

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※今回は、下図のように
発芽後の定植時に使用する
水耕栽培キットのフォルダーへすっぽり収まるよう
2.5cm程にカットした。

画像10

・カットしたスポンジを図のように切り込みを入れた

挿し芽

・挿し穂をスポンジへはめ込む

挿し芽 (1)

※キットへ装着した際に、最低限倒れずに、
挿し穂を安定させられればよいという考え。
はじめは、竹串で穴を開けて挿し穂を通すことを試みたが、
時間がかかる、かつ挿し穂をスポンジへ開けた穴へ通す際に
根を傷つける等の懸念があり、
本切り込み法へ帰着した。
これでも十分安定することを確認できている。

・水耕栽培キットへ装着

挿し芽 (3)

・専用フォルダーへ取り付け

挿し芽 (4)

水耕栽培キットへ定植

全自動LED付き水耕栽培キット※へ定植した。
定植した様子を以下に示す。

挿し芽 (5)

※筆者が愛用している以下のキットを使用した。
また、液体肥料は「ハイポニカ 液体肥料」を使用した。
どちらも以下からAmazonにて購入できる。

まとめ

今回、ハーブ7種の挿し芽による繁殖を検討し、
茎のカットから10日目において、
4種のハーブ(スイートバジル、パイナップルミント、
ペパーミント、レモンバーム)が良好な結果を示したため、
そのまま定植を行った。
定植後の途中経過については、随時公開していく。
また、現段階にてまだ十分に発根していない
残り3種のハーブ(しそ、ラベンダー、ローズマリー)
についても、今後も観察をしばらく継続し、
結果を随時報告する。

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