見出し画像

ポップンミュージックの立ち環境を制作したよ

こんにちは。ライターの工藤寛顕です。

皆さんは『ポップンミュージック』という音楽ゲームをご存知でしょうか?

コナミの音楽ゲームの中でも歴史の長いタイトルで、9つのカラフルなボタンをゲームセンターで見かけたことがある、という人も多いのではないでしょうか。

画像1

僕はPS2版をよく遊んでおり、専用のコントローラも持っていました。昔はテーブルに置いたコントローラで遊んでいましたが、大人になった今だからこそ、立ってプレーする『立ち環境』を作りたい!!

画像2

……というわけで、思い立ったが吉日。早速制作開始です。




構想を練る

制作するにあたってざっくり調べてみた(先駆者様のレポートを拝見したり、実機に触れて確かめたりした)ところ、下記のことがわかりました。

・床から打面(叩くボタン)までの高さは約90cm
・筐体の液晶画面のサイズは約31.5インチ
・液晶画面の上縁が約160cmくらい?

とりあえずこの3点を守っておけば、アーケードに近い感覚でプレーできるようになるはずです。音響とかの再現性は二の次(どうせヘッドホンで遊ぶので)。


これを踏まえ、どうやって環境を作るのが良いか考えた所、やはりメタルラックがベストではないかと思いました。

安価で形状の自由も効くし、DIYの技術が無くてもなんとかなりそうだし。

そして考えたのがこちら。

画像3

180cmのメタルラック(A)に対し、ポールを2本買い足すことで、コントローラを置くための台座となるメタルラック(B)を継ぎ足そう! というもの。

むりやり6本足のメタルラックを作るようなイメージです。


設置に必要な面積は横幅910mm×奥行き880mm程度でした。

もう少しコンパクトなメタルラックを使えば小型化もできるかも?



購入した物

これを実現するために購入したのが以下の製品です。

ドウシシャのメタルラック。高級メタルラック『ルミナス』と互換性がありつつも、安価に抑えられた製品です。今回はこちらをベースとして使用します。


手前側の台座(コントローラを置くところ)を作るためのポール。

ちょうどいい長さのものが無かったので、16.5cmのポールと、61.5cmの延長用ポールを購入し、合体させて78cmのポールにして使用しました。


コントローラを置く棚板はちゃんとした板にしたかったので、追加で購入。

画像4

『ルミナス』純正のパーツということで、廉価版のメタルラック本体より高い……。でも、質感はとてもしっかりしていて良い感じでした。


メタルラックBの足の部分はスッキリさせておきたかったものの、ワイヤーが全く通っていないとグラつきそうで不安だったので、補強用に購入。

コの字の開いてる側を手前に向けるようなイメージで組み込みます。

画像5

おかげでグッと安定したような気がします。気のせいかもしれません。


他、床を傷つけないためにマットなどを購入しました。



組み立て

注文したものがそれぞれ届いたら、早速組み立て開始です。

画像6

まずは6本足を立てて、下から棚板を接続していきます。

床に敷いてあるタイルマットは合わせて適当に購入したものですが、この格子模様も微妙にゲーセンっぽいかもしれない。


画像7

コントローラを置くための棚板を設置。


画像8

メタルラックが完成。コントローラを置くと一気にそれっぽくなってきました。

先述の通り、コントローラは以前から使っていたコナミ純正のアーケードスタイルコントローラを使用しています。


モニターの設置

続いて、プレー用のモニターを設置していきます。

21〜24インチくらいの一般的なモニターでもよかったのですが、せっかくならアーケードの感覚を再現したいので、筐体に合わせた31.5インチのモニターにします。

PC用モニターとしてはちょっと大きめですね。


選んだのはこちら。あくまでポップンや音ゲーなどをプレーする目的なので、4KではなくフルHDのモデルにしました。


ちなみに、PS2のHDMI接続にはこちらのコンバーターを使用しています。

PS1ソフトも表示することが可能なコンバーターなので、『6』以前のタイトルもバッチリ遊べます(あんまり遊ばないけど)。


さあ、これらを組み合わせて設置すれば……




完成!

画像13

(※購入したモニターはグレアですが、映り込みにぼかしをかけています)


ついに環境が整いました!

基本的にイヤホンやヘッドホンを着けてのプレーを想定しているため、スピーカー周りは用意しておりませんが、それ以外は非常に良い感じです。


それでは、さっそく『ポップンミュージック Lively』を起動してみます。

画像14

ゲーセンじゃん!!!

いや、写真で見たら「自宅だろ」と思われるかもしれませんが、これの前に立った時の「ゲーセンと同じ感覚だ!」という感動がスゴいです。音ゲーマーの皆さんが立ち環境を作る気持ちが解った。


画像15

遅延も感じられず、アーケードと同じハイスピード設定で違和感なくプレイできました。


画像16

PS2版『ポップンミュージック14 FEVER!』を起動するとこんな感じ。こちらもバッチリ綺麗に映ります(ちょっと横長だけど)。

僕はアーケード版をほとんどプレーしたことが無いので、ゲーセンに近い環境で過去作が遊べるのは感無量です……!




というわけで、ポップンミュージックの立ち環境制作レポートでした。

今回はアーケードポップンの環境を目指して制作しましたが、弐寺の立ち環境なども近い構造で作れると思います(弐寺の場合だと、アーケードの液晶サイズは厳しいかもしれませんが)。

最近は『INFINITAS』のアップデートや『Lively』の配信もあって自宅音ゲーが非常に活発になってきておりますし、良いプレー環境を目指して制作される方も多いのではないでしょうか。少しでもそんな皆様の参考になれば幸いです。


お相手は工藤寛顕でした。それではまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?