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【追記】周囲の生地の大きさについて

作品の周囲に、どのくらいの生地があると、刺し易いか・・・は、人によって、かなり個人差があると思いますので、補足します。


たとえば・・・

計算方法の中で、Lacy Edg仕上げの場合、周囲の生地は4.0cmあれば「制作できないこともない」と書きました。

しかし・・・

刺繍生地28ct ↓ Lacy Edg仕上げで、制作中の作品。

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私のハーダンガー刺繍歴は、今年で15年。

器用さには、ちょっと自信あり。

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周囲の生地は、4.0cmに満たない状況で、制作していました(^^;)

私個人としては、4.0cm未満でも、特に問題なく・不都合なく、制作できています。

しかしLacy Edgに慣れてない方・苦手な方にとっては、周囲の生地が少ないと、とても やりにくいと思います。もし、この作品をキット販売にするとしたら、皆さんが制作し易いように、もうひとまわり大きいサイズの生地を用意することになります。


また生地に、刺繍枠をはめた時、刺繍枠から出る生地の量にも、好みがあると思います。ギリギリでもOKな人、ある程度は欲しい人。

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そして一番外側のラインを、どの位置で刺すか・・・これも大事なポイントです。


刺繍枠をはめて、針で、4目をすくってみます。


▼刺繍枠の中で、余裕をもって刺したいと思ったら、周囲の生地の大きさは、4.5cmでした。

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▼余裕は欲しいけれど、それほど多くなくても・・・という場合には、針の位置が、外側へ1つ動き、3.7cmになりました。

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▼さらに、針を、もう1つ、外側へ動かし、刺繍枠に近いところで刺そうとすると、3.0cmです。

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そして、刺繍枠を使わないで制作される場合には、さらに3.0cm未満も可能だと思います。

自分にとって刺し易い「周囲の生地の大きさ〇cm」があると思います。

ただ、刺繍生地の種類が変わると、4目をすくい易い位置が、変わることもあります。

案内線を入れた生地を使い、刺繍枠をはめて「この辺が刺し易いなぁ~」という位置で、生地端からの長さを測っておくと、自分にとっての最適な大きさが分かるようになると思います。

「刺繍生地の計算方法」+「自分の好み」を組み合わせて、用意する刺繍生地の大きさを決めていただければと存じます。