見出し画像

木彫りの熊が可愛くなっていた件

「コウモリじゃないの?」と思われるかもしれませんが、今回は別の話。

遠い昔、個人的には旧石器時代くらい前(´ェ`)、中学生の時に祖母が北海道旅行のお土産に子熊のキーホルダーをくれました。
縦3cmくらいの小さな物です。木彫り風のプラスチック。高価な物ではありませんが、可愛いので大事に持っています。
年月と共にチャンチャンコ(ベストではない)の色も薄れたけど、今も小銭入れに付けています。祖母は事故で急死したので、私には形見でもあります。

熊は祖母のおみやげ。 キイロイトリは私が買った北海道限定品


みうらじゅん氏によって有名になった「いやげもの」、貰って困る土産物のことですが、以前、その代表と言われたのが木彫りの熊でした。
私が中学の頃は祖父母や親の知人が、よく北海道旅行のお土産に木彫りの熊の置き物をくれました。サイズも大きくて重く、鮭をくわえた獰猛なヒグマの顔つきがリアルで大迫力。でも置き場所を選ぶというか…。
家では「居間にはちょっと...」と玄関の下駄箱(死語ですね。シューズボックス)の上に置かれて、いつのまにか見かけなくなりました。

しかし、もともとはアイヌ民芸で芸術的な価値は高いと思うし、郷土の風物に誇りを持って作られた物ですから、北海道の人は気を悪くしないでね。


その木彫りの熊が今、人気上昇中だそうです。調べてみたら、今市販されている物は昔の物とはかなり違うようです。
下の2点はわりと昔の物に似ているけど、昔より温和な顔つきだし、鮭も「そっと」くわえています。昔の顔は「圧」が凄く、「どうだ!(鮭を)
獲ったどー!」という荒ぶる感じでした。
サイズも住宅事情に合わせて昔よりコンパクトになっている感じ。

出典  左(ココ)              右(ココ)

さらに、こういうキュート路線も。全然こわくない。居間のサイドボードの上でも子供部屋でも違和感のないデザインになっています。

出典  左2点                  ぬいぐるみ


やっぱり今のライフスタイルや好みに合うデザインに変わっているんですね。もう「いやげもの」じゃなく、貰って嬉しいお土産になってそう。

函館マニアの私は、行く度に店で木彫りの熊をチェックしていますが、昔のようなリアルで本格的なものは見かけません。もし見かけても買わないだろうけど、なんとなく寂しい気もするなあ…


ところで、北海道の人にとってヒグマの害は頭の痛い問題でもありますが、札幌の友人に聞いた忘れられない実話が。
タクシーの運転手が、向こうで手をあげているお客さんがいると思って近づいたら熊だったそうです(・Д・・) ヒェー
  個人的には、ヒグマとも上手く共存していって欲しいと思います。


ヒグマの顔はこれだよね!の、北海道といえば藤原製麺さんの「熊出没注意ラーメン」 藤原製麺さんのインスタント麺は、どれもおいしいです。

味はごくノーマル

【後日】ネットで凄いものを発見。北海道白老町の網元感動市場かに御殿というお店の屋根に全長12mのヒグマが! 北海道の人には有名らしいです。

★北海道八雲町には木彫り熊資料館が! 海外からも見物客が訪れているとか

八雲町のYoutubeより

資料館オリジナルの木彫り熊ペーパークラフトも無料DLできます→ ココ


嬉しいご厚意は、地球に暮らす小さな仲間たち(コウモリと野生動物)を守る目的の寄付に使わせていただきます(๑´ω`๑)♡