★男女平等は誰の議論か

こんにちは。弁護士の紙尾浩道です。

一般的な民事事件・刑事事件全般のほか、スポーツ選手・団体の法務や、SNS利用のコンプライアンス講師、テニス練習会の主催なんかをしています。

こちらは有料の記事(★マークが付いています。)で、弁護士業務の裏側や、なかなか大声では言いにくい話、踏み込んだ話などをしています。

毎週日曜日に更新する予定です。

もし良ければ、ぜひお読みください。

もちろん、有料記事以外に、毎日1500〜2500文字程度の無料記事を書いておりますので、こちらをお楽しみいただき、できればスキを押してもらったら、それだけでも物凄く嬉しいですのでよろしくお願いします。

では、有料版、スタートです!

◆弁護士業界の男女比◆

皆さんは、弁護士業界の男女比がどのようになっているかご存知でしょうか?

結論を言います、こんな感じです。

男性   81.2%
女性   18.8%
(2019年3月時点、弁護士経済実態調査。弁護士業務に従事している者)

そう、圧倒的に男性が多いです。

もっとも、①合格者が旧来の試験方式よりは増えたこと、②現在は、インハウスローヤーと呼ばれる、会社に専属の企業内弁護士として、いわば、「会社員」としてのポジションで弁護士有資格者という働き方や、地方自治体の内部で公務員として働くという働き方も増えてきたことなどを理由として、徐々にではありますが、増えている傾向です。

そんな中で、「多様性」の御旗の下、女性会員を、積極的に弁護士会の会務に登用しようという潮流もあります。

私自身は、どちらかというと、「考えなしに女性を数だけ入れればよい」という考え方は、否定的です。

だって、そもそも弁護士になった時点で、8:2の割合しかいないのですから、性別を気にしなければ、本来5回に1回くらいのタイミングでしか回ってこないのに、突然2回に1回となるのは負担が重すぎやしません?

かえって時間を取られて、活躍の場が減りやしません?

もっと根源的には、そんなこと押し付けられるなら「弁護士になろう」と思う女性をかえって減らしてません?

とか思っちゃうのです。
もちろん、実際の現場ではもっと様々な意見が飛び交っていて、ねぶかーい議論があるようですので、今日はそこには立ち入りません。

◆ほかの業界では◆

ところがどっこい、実はほかの業界では、もっとすごいことが起きていました。

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