自分を隠して。隠れて。

嫌われたくなかった。
誰にも。
だから、誰にも嫌われないように
生きてきたつもりだった。

自分を、自分なりのペンキで塗りつぶした。
見えないように。
隠して。隠れて。

苦しかった。
ペンキの抜け殻にこもって、
自分を自分で殺してた。
でも、自分を守るためだと思ってた。

この一年。私は自分で作った殻を壊した。
邪魔だろ。
やっぱり嫌われたくない。
その事実は変わらない。
人生100年時代、

“誰にも嫌われずに生きるなんて無理なんだよ。”

それに、嫌われずに生きようなんて、
自分に嫌われるだろう。
やめた。良いんだ。 
私の私を好きになってくれる人が
ひとりでもいればいい。

だからさ、嫌われないようにとか、
好かれようとかしなくていい。