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山口県庁データアカデミー(サービス立案型)2023 それから

今年度も山口県庁と山口県の市町村の皆さんとサービス立案型でデータアカデミーを開催しました。

どんなテーマでやったの?

こんな、5つのテーマで実施しました。今回は県の職員さんと市町村職員さんの混成チームで実施し、それにより県と市町村の間のやり取りで標準化しないといけないことあるよね、であったり、市町村でバラバラになっているところを県も入って標準化することでコストダウンできるのでは?などの議論にも繋がり、なるほどなるほど。というところでもあります。

・橋梁調査などの回答業務
・観光客に向けた情報提供
・県と市町村で地図データを共有する
・庁内からの問い合わせ
・死亡届時の資産税との連携

結果はどうだった?

5つのチームともプロトタイプを作る前に、どこで、何を、どのように使い、誰に結果がいくのか(CRUDも作る)業務フローとともに要件を詰めていくことで、新しい業務のイメージもさらに明確にしていきました。それにより、各チームのプロトタイプが完成し、それを使い確認をすることができ更なる進化へとつながっています。

この辺りは報告会で聞けた嬉しい話
・業務フローの作り方と「使い方」が分かったことで他の業務改革にも使える
・現状をしっかりと共有することで改善点が見つけられる
・プロトタイプを触ったことにより、足りない点や業務ルールをどうするかを考えることができる
・すでに小さな案件で今回の考えを利用し業務改善してしまいました。

こんな感想もらえる、他にありますかね?すごくないですか?

報告会でのお話

報告会では「データ利活用を定着させる「自ら使い」×「デザインを回す」実例!」というタイトルでデータ利活用の新時代がやってきたこと、例えばビジョンなきデータ利活用などないことや、合意形成のための可視化としてのダッシュボードの話。そして、自治体職員が情報基礎リテラシーで最も大事にしてほしい情報を解釈する力をつけることを話をしています。そして、サービスを作るために必要なデザインと業務の標準化の王道のお話も加えることで、これから必要となる自治体人材像について私が普段考えていることを語れたかなと思っています(なんか、大好評だったようで、いくつかの自治体さんから個別にまた聞きたいよとかやってほしいが来たけれど、それはまた別の機会に)

政策立案はビジョンから始まる

データアカデミーそれから

サービス立案型も当初とはだいぶ変わってきました。今までの知見とフィードバックを踏まえた上で、Digital Prodact Prototype研修としてまとめ直そうと思います。ユーザーリサーチやプロトタイプをしながらプロダクト(製品やサービス)を検討するのがこの研修の特徴となるでしょう。もちろんFigmaなどのデザインツールも活用しながらのプロトタイプや、実際にGASやDialogFlowなども利用した触れるプトとタイプを使って進めていきます。これからは、自分たちの業務を自分たちで作れる職員が重要になります。その力をつける研修となるでしょう。

ここで、データアカデミーはここで2つに分岐します。
・データを利活用した施策・政策立案は
 Vision and Policy Making Methodology
・自分の業務をプロダクトとしてデータも活用し考えて作り上げる
 Digital Prodact Prototype研修。

そして、マインドチェンジに重点を置いた変革のプログラムとの併用、変革PJを通じた業務改革提案を研修の中で覚える
・マインドチェンジを通じたDX・BPR
 自治体変革PJ-DX。

常に、変化とそれに向かって動ける人材を育てることで地域に価値を還元する。それが、シビックテック・ラボのめざす研修です。楽しいだけでは成長しない。厳しく頭悩ませることもあるでしょう、そして身に付くのです。

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