『白鴉』発行と例会と『海辺の彼女たち』と「クエット」と

 本日、5月22日はライムスター宇多丸の52歳の誕生日であり、『白鴉』32号発行日。大阪市内某所にて作業。いちどラベルを忘れそうになりながらも、なんとか現場に到着。今回はクリーム色っぽい表紙。1号から14号あたりまで、つまり『白鴉』最初期の表紙の色にそっくり。順調に作業は進み、前日にラベルをプリントアウトしておいたご予約分も準備。16時ぐらいに作業終了後、大阪駅前第1ビルの郵便局に投函。昼食がまだだったので、モスバーガー食って帰宅。
 ちなみにまだまだ32号をご購入いただけるかたを募集しております。9月26日の文学フリマ以降、つまり10月ぐらいからboothでの販売が予定されており、9月26日に、コロナで中止にならない限りは文学フリマで買えま すし、10月まで待てば本名も住所も教えることなく安全にご購入いただける上(申し込むなりしてどれくらいでbooth上で販売開始されるのかはわかりま せんが)、もし作品が掲載されているほかの同人とお知り合いでしたら、その人は気前よく無料でくれる、もしくは送料なしで提供してくれるかもしれませんので、よくよく熟考されてから決められ るといいと思います。あと、大阪文学学校にも何部か置くと思いますので、そちらでも購入可能です。
 料金は私からご購入いただく際には頒価500円に送料手間賃400円とさせていただきます。ひょっとしたらおまけに『babel』4号をつけるかもしれません。当websiteに置かれているメールアドレスか、twitterのDMなどでお知らせください。
 ちなみに今日、送らせていただいたかたには『babel』4号をつけておりませんが。

 18時より『白鴉』例会。オンライン。自宅から。けっこう前からずっと自宅から参加しているのにもかかわらず、珍しいとか言われる。2作。
 オンライン合評ってやつはだらだらつづきがちだよなあと思いつつ、来月の例会に自作を合評してもらうことに。完成できるかどうかは正直、心もとないが。7月なら確実に完成していそうではあるけれど外部合評で例会がないし、8月は例年だと夏休みだし、9月は文フリがあるので休みになる可能性があるしで、下手するとここを逃せば10月まで例会がない可能性があるのだった。いちおう締めとかないと4月締切りの作品に集中できないし。

 前回の記事を書いて以降、唯一観た映画、『海辺の彼女たち』がとにかくすばらしくて最高だったので、技能実習生問題や入管の問題に関心のある人は観ていただきたい。直接には入管のいま問われている問題とは関係ないといえばないけれど、射程内のことではあるので。ドキュメンタリーかと錯覚するほどの実在感をもってすべての人物が撮られているためか、パンフレット上でロケ先の町長が漁師に対してのフォローを入れているぐらいの力を持った映像作品であり、日本にもようやくケン・ローチがあらわれたとか言う人が出てくるのもうなずける。
 そして技能実習生といえば、2019年に発表した「クエット」もよろしくお願いします。これを例会に出すというのもありやったな。ないな。







さいきん読み終えた本
鷺沢萠『帰れぬ人びと』(講談社文芸文庫)
李静和『新編 つぶやきの政治思想』(岩波現代文庫)
李良枝『刻』(講談社文芸文庫)
鷺沢萠『君はこの国を好きか』(新潮文庫)
柳美里『JR上野駅公園口』(河出文庫)


さいきん観た映画
『海辺の彼女たち』(藤元明緒)シネ・ヌーヴォ

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