タルオルムTシャツと『反省しない犬』vol.4通販開始と『吟醸掌篇』vol.4と『季刊文科』と秋号と

 世宗学堂へ行くのに今回もGoogleマップの指示通りに行動してみていたのだが、やはりあの天満駅から向かうルートはあまり適切ではないと思う。韓国人である講師に媚びるために劇団タルオルムTシャツを着ていったところ、褒めていただいた。何をやっているのだ。

 先日の文学フリマ大阪にて売り切れていた『反省しない犬』vol.4の通販が開始されました。どうぞよろしくお願いいたします。私の掲載作品「おいしいオレンジジュースの作りかた」はごく短い作品ですので、たいへん読みやすくなっております。今日初めて存在を知った、新教出版社から出ている『交差するパレスチナ』をもっと早くに知っていたら(2023年3月発行)また違った作品になっていたかもしれませんね。
 なお、通販は発行人による手作業ですので、日々の体調によって発送が遅れたりすることもあるかもしれませんが、ご了承くださるとおたがい気持ちよく過ごせることかと思いますよ。
 また、前の記事にも書きましたが、『白鴉』34号も私の手もとに10冊残っており、お知らせいただいたかたには頒価500円+送料手間賃200円で通販致します。よろしくお願いします。10冊を超えると補充などの関係で若干遅くなってしまいますが。手もと分がすべてなくなったと思っていた32号も1冊見つかりましたので、こちらも受け付けます。ということなんですよ。

 さいきん黄英治氏から個人的に褒められた「鳥の餌を盗む」を掲載していただいている『吟醸掌篇』vol.4の発行元、けいこう舎がかの有名雑誌『クロワッサン』に取りあげられたそうです。これで小泉今日子氏に私の作品が届いてラジオかPodcastで紹介される日が10分ぐらいは近づいたかもしれません。

 34号に掲載されていた私の作品「メッツェンバウムは届けられた」が『季刊文科』秋季号・97号の同人雑誌季評にて取りあげられました。評者は谷村順一氏。この場を借りて御礼申しあげます。
 『季刊文科』で私の作品が取りあげられたのは、調べると6年前の『樹林』2018年秋号以来ですね。あのときは文章について褒めていただいております。評者は今回とおなじです。今回も〈読み手の予想を裏切るかのような独特な切れ目を持つ文章と、書き手が「神の視点」を持つ三人称に、カギ括弧を配した会話文が話者がうつろう書きかたによって主観性や批評性は無効化され、一次情報のごとく現代社会を客観的に活写する手腕がじつに見事に発揮されている〉と、文章ならびに文体についてとても褒めていただいております。本文はもっと長いですが、さすがに出たばかりの雑誌なので、まだ全文紹介するのは気が引けますのでご理解ください。それにしても6年前のも秋だったんですね。この前年、急に『文藝』に名前が載ったのも秋号でした。何度でもいつまでも擦りつづけますよ。文章の特徴としての混交性についても2003年の高城修三氏の指摘から継続しております。これからも精進していこうと思うんですよ。こんな感じですからなかなかわかりやすい作品にはならないかと思いますが、今後ともおつきあいいただけるととてもうれしいです。


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藤本紘士
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