『白鴉』32号外部合評と『俺たちに明日はない』と『ライトハウス』と三国美千子と安岡伸好と時代と

*記述に多数の誤りがありましたので修正を加えています。(7月26日)

 25日、変な時間に寝るなどして眠れず、なんとかひねり出した詩を来週例会のbabelへ提出。「おれたちに椅子はない」という、どうかしてる、やっつけにもほどがあるタイトル。たぶんのちのち変える。このタイトルから連想される映画とはまったく関係ありません。7時50分という、どうかしてる時間から上映される映画を観に梅田へ。観たのは『ライトハウス』という、このさわやかな時間帯に観るのにこれ以上ない作品。観るならさわやかな朝に限る。11階だから地面に立っているよりはるかに快適だし。さわやかな気分のままMJ梅田。保立道久『現代語訳老子』(ちくま新書)を前にしばらく悩んだあげく、買わず。日本神話や能などの芸能の理解にも必須らしいですよ。知りませんけど。まあそのうち買うとは思います。
 難波へ向かい、英國屋でカレー食ってコーヒー。さきに行っている美月氏が会場の料金を支払って買い出しへ行ったタイミングを見計らって会場へ。水無月氏が先に来ていた。部屋へ入らせてもらおうとしたら予定時間の12時半まで待てとのこと。仕方なく水無月氏と待つ。貸していただいていた本を返却する。必要個所をコピーしておいたので。ゲストの中西氏より『新潮』2021年2月号を貸していただく。岡和田晃氏が評価している三国美千子『いかれころ』をぽちったところ、『新潮』2021年2月号に載っている「骨を撫でる」もめっちゃいいですよと中西氏に教えていただいていた関係で。ありがとうございます。文校のチューターでもある美月氏の教え子さんもたくさん。
 13時より『白鴉』32号外部合評開始。目次の上から順に、だいたい1作30分ぐらい。
 終了後、二次会。

 先月あたりから誰も興味がないにもかかわらず取りあげつづけている安岡伸好について検索していたらそれなりにいろいろ出てきて、明石書店から出ている『マルチ・エスニック・ジャパニーズ』の中に収められている倉石一郎氏の論文「〈非-在日〉作家による「在日コリアン文学」――安岡伸好『遠い海』によせて」を読み、これは発見報告のようなものと捉えたほうがいいのだろうなという程度のものだったが、私の読んだ著作集が出るよりも先に出た本だから仕方なしといったところか。それにしても、「救いどころがなく、何とも後味悪い終わり方ゆえ文学作品としてはいかがなものかと思う」という倉石氏の『遠い海』の感想、さいきん似たようなのどこかで聞いたな。

さいきん読み終えた本
『白鴉』32号

さいきん観た映画
『ゴジラvsコング』(アダム・ウィンガード)塚口サンサン劇場
『寛解の連続』(光永惇)シアターセブン
『街の上で』(今泉力哉)3回目。第七藝術劇場
『コインロッカーの女』(ハン・ジュニ)シネマート心斎橋
『ライトハウス』(ロバート・エガース)大阪ステーションシティシネマ


過去のブログ記事
略歴と作品


投げ銭はかならず創作の糧にさせていただきます。よろしくお願いします。