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海洋散骨を手伝ってきました お別れのセレモニー

天気の良い日曜日、お付き合いしている海洋散骨会社さんのお手伝いに行ってきました。

こちらの会社さんでは自前のクルーザーを持っているので、マリーナから出航してご家族との待ち合わせの港までお迎えに行きました。

手伝いといっても、自分にできることは限られていて、離着岸の際のロープ渡しとか、ご家族が散骨するための準備や写真を撮って差し上げたりするくらいしかありませんができることを精一杯やってきました。

クルーズ船に乗ったことがある方はおわかりでしょうけど、結構揺れますし、ボーっとしてるとうっかり落水してしまうので、終始気をつけてないと危ないです。

プライバシーや個人情報の関係で、ご家族のことには触れませんが、散骨して一区切りつけられたのかなと思われます。

クルージングを楽しみつつも、散骨の瞬間はやはり神妙な面持ちでした。
当たり前ですが、いろんな思いが駆け巡ったに違いありません。

ご遺骨の一部は手元供養にしたそうです。

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海洋散骨もいまは認知度が高まっているかもしれませんが、樹木葬に宇宙葬など供養の形は近年バリエーションが増えました。

必ずしもお墓に入るということがスタンダードではない時代だなと感じます。

私自身も墓守として墓地のお墓と納骨堂の両方を見守っていますし、葬儀も盛大なものから小規模な家族葬まで経験しましたが、自分が最後の時にどうして欲しいのかを決めてあげているとご家族は悩まないで済みますね。

何も決めてあげていないと、ご家族は悩みますし、後悔することもあるかもしれません。お金もいろいろかかりますしね。

また、そうしたご家族をサポートする終活や相続の世界にはそれぞれに専門家という人がいますが、多くの方々が思っている以上に細分化されていて、特に士業の先生方は介護や葬儀や供養の現実を知っている人は実はあまり多くないように私自身は感じています。

ご家族にとっては介護、入院、手術の判断、葬儀、相続手続き、供養と一連のことを全てご自身が関わらないといけません。

大事な人を亡くされたご家族に本当に寄り添うのであれば、人の死に関わるある程度の知識を一気通貫で持っていた方がいいのではないのかなと私個人は思っています。

遺言を書かせたら終わり、役所の手続き代行をしたら終わり、ではなくですね。まあ金にならないことなんて興味ない人が多いのでしょうけど。

自分はたまたまですが、人よりも多くの経験をする人生を歩んでいるように思いますので、自分が関わるご相談者の方にはしっかり寄り添いたいなと思い直しました。

最後までお読みいただきありがとうございます。