野音1

40th Anniversary tour at 日比谷野音

オープニングは「ブライトンロック」だった。
「BIG GIG」と同じだ。ちょっとしたデジャヴ感を覚えた。ステージ後方の、中日新聞東京本社ビルや新生銀行ビルが住友三角ビルと重なって見えた。

だけどその後はそんな感慨とは無縁のステージだった。
「ほとんどライブでやったことがない曲もやる」
という事前の宣言通り、中盤戦ではそうした曲が並んだ。
『メモリーグラス』『グルーピー』そしてなにより、デビュー曲の『バス通り』。
個人的には『そばかすの天使』もライブでは初めて聴いた。

40年間を俯瞰するようなステージだったと思う。久しぶりにやる曲がある一方、”氷のくちびる~ ポップコーンをほおばって~ 翼あるもの~ 漂泊者(アウトロー)”、というお約束の流れは健在だった。オーラスは、ミラーボールをまわしての『100万$ナイト』。「予定調和」はきっちりやっていた。

ただ、今回はそれでは終わらない。

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