浦河のビール『Strawberry Milkshake IPA』
浦河町の菅農園さんが育てた冬イチゴを使用させていただいた『Strawberry Milkhake IPA』。ついに完成です。
浦河のビール『Strawberry Milkshake IPA』のご紹介
ビール名:Strawberry Milkshake IPA
ビアスタイル:NE IPA
ABV:5.0%
IBU:18
使用原料:浦河町産冬イチゴ、大麦麦芽、小麦、ホップ、ラクトース
浦河町の菅農園さんで収穫された冬イチゴをどっさり使用し、『イチゴの風味が前面に出た、まるでスムージーのような、デザートのようなビール』をテーマに仕込みました。ガツンとくる甘みの後におとずれる爽やかな酸味が特徴的です。
醸造の経緯
ハッキリ言います!イチゴのビールは個人的にどーしても造ってみたかったのです(笑)。そして造るのだったら浦河町産のイチゴを!と思い、浦河町ゲストハウスまさごの大久保直哉さんから菅農園さんをご紹介していただきました。
そもそも浦河町とは?
浦河町は北海道の日高振興局管内にあり、日高振興局の所在地である。人口は約12000人。北部に日高山脈を有し、南部は太平洋に面します。
沿岸部は太平洋に面しているため、北海道としては気候は穏やかでケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に分類されることもあります。夏はやませの影響を受けるため気温が低い。冬は雪が少なく、日照時間が比較的長い。一方、沿岸部以外は北海道らしい寒さとなります。
基幹産業は軽種馬の生産、漁業。サケ、マス、スルメイカ、日高昆布などが獲れます。主要な港は浦河港です。
浦河町は冬イチゴ生産量日本一
2014年に夏イチゴ「すずあかね」の生産量日本一を達成した浦河町。
年々ハウスも増設され、町外から移住し、新しく栽培を始める方も増えています。すずあかねは主にお菓子やケーキの加工用とし使われ、その多くが首都圏に出荷されており、有名な製菓メーカーやケーキ店などでも使われています。生産量日本一を達成した夏いちご「すずあかね」ですが、当初はたった4軒の農家さんでスタートしました。
イチゴの生産者『菅農園』さん
4代目となる菅正輝さんはUターン者。体育大学を卒業したユニークな経歴の持ち主です。現在、菅農園では夏イチゴだけではなく4種類の冬イチゴの栽培も行っています。
いちごは本来、涼しい時期に栽培されるため、本州の暑い夏場には生産が難しい作物とされています。夏は涼しく、冬は温暖で雪が少ない浦河町の特長を活かし、当園ではハウス栽培により本州生産のいちごが不足する夏場に生産・出荷できる体制を整えております。
夏イチゴの生産量日本一を達成したことは決してゴールではありません。次世代の育成、産地としての競争力をあげるためには、たゆまない進歩のための取り組みが必要だと正輝さんは考えています。「日本一」を達成した浦河のイチゴ。その挑戦はこれからも続いて行きます。
仕込みの様子
6/17(水)に澄川麦酒醸造所の西岡工場で仕込みをさせていただきました。
プロテインレスト中。
イチゴを超大量に使用。
真っ赤な麦汁😍
アロマホップも大量投入!
煮沸後の麦汁。この麦汁中の糖を酵母が食べ、アルコールと二酸化炭素に分解。
Strawberry Milkhake IPAが飲めるお店
札幌市の澄川麦酒醸造所直営店のビアパブひらら、ビアバーひらら(こちらは後日)でお飲みいただけます。
また少量ですが、瓶での販売もする予定です。
機会がございましたらぜひお試しください。
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