ついに組織を理解した…!『ミンツバーグの組織論』ご恵投いただきました
これはすぐに読まねばならない!
そう直観した本をご恵投いただいた。
ヘンリー・ミンツバーグ教授の『ミンツバーグの組織論』だ。
原題は、”Structuring in Sevens, Understanding Organizations...Finally!”というものだ。
原題にある「Structuring in Sevens」とは、1983年にミンツバーグが出した「Structring in Fives」に基づくものだ。組織研究に基づき、その形態を5つに分類したものになる。
そして、約半世紀が経ち、ここに2つの類型が加わり、ついにミンツバーグの組織研究がようやく全体像に辿り着いた、という作品だ。
その思いは、「Understanding Organizations...Finally!」(ついに…組織を理解したぜ!)というエモいタイトルに込められている。
経営学者としても、組織学者としても、ミンツバーグのアプローチに僕はとても好感を持っていた。
彼のインサイトは、常に俯瞰的であり、相対的であり、バランスを感じられるものだったからだ。
僕がビジネススクールど真ん中にいた時に、ミンツバーグはビジネススクールを真正面から批判する書籍『MBAが会社を滅ぼす』という本を出したが、自分の立場に関わらずそのメッセージには深く共感して、「してやられた」と思ったものだった。
その彼が「ついに組織を理解した!」というのだから、そこには深いインサイトがあるに違いない。
未読ではあるが、彼が人生をかけて辿り着いたその視界をぜひ見てみたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?