4/5 漠然とした不安

研修ごときで苦しんでいては気が持たないが、さっそく耐えられなくなってきたので吐き出す。


入社式当日の、新入社員代表の挨拶には吐き気がした。

研修中講師に質問する人間もなかなかに受け付けない。

周りの人間は見栄を張っているようにしか見えないし、本気で茶番に取り組んで何の得があるんだという、とにかくひねくれた目線でしかものを見られなくなってきた。

こういう考えが染みついてしまっているので、いわゆる「生き辛い」という状況に自分で陥っているのは重々承知している。が、悲しいことに改めようと思ってすぐに改めるのも難しい。もう自動でそうなってしまっているのだから、勝手に湧いてくるからそのあとで理性を使って抑え込むしかない。


とにかく4月になってからまた小さな考え事から生じる漠然とした不安に襲われることが多くなってきた。

それらの多くは実にくだらない。しかも然るべき時が来ないと分からないようなどうしようもない内容である。


昔から何か不安に囚われていることが多かった。小学6年生のとき、いわゆる生徒会で某委員の長を務めたことがあった。生徒会全体を仕切る顧問(かつ僕のクラス担任)は例によって頭のおかしい大人であった。

定期的に生徒会役員の集会があった。内容としては各々の委員会での進捗や今後の方針の報告。

そして生徒会顧問にひたすらに怒られること。

顧問は相手が小学生だろうと関係なく、激詰めしてくる。怒鳴ってくる。たかが小学生の活動に、なぜあそこまで本気で怒ってきたのかいまだに理解できない。あのBBAを「異常者」と呼ばずして何と呼ぼうか。激詰めされるのは僕だけでなく、色んな同級生がターゲットにされた。


委員会の開催が近づいてくるたびにまた怒られるのではないかという不安や恐怖で頭がいっぱいになって何も手が付かなくなってきたりして、学校を休みがちになった。不登校にまで行かなかったのは幸いだった。とにかく生徒会顧問である担任と顔を合わせたくなかった。


こういった経験から身についてしまった後天的なものなのか、それとも生まれ持った生来のものなのかは分からないが、いつの間にやら持っていた自分の性質として怒られるということや、全く遭遇したことのない状況に陥ること、自分の思い通りにならないことをひどく怖がるというものがあるようだ。不安や恐怖に支配されてしまうことが多い。それが大人になった今でも続いている。

実に些細な物事から大きな不安が生じることもある。そうなると頭からそれが離れない。苦しい。

気胸になったときも、ああもう一生歌えないのかもしれないとか、再発したらどうしようとかそういう気持ちでいっぱいになった。手術から3か月経ったら歌ってもよいと主治医に言われていたので、翌年の2月くらいからバンド練習を再開した。

しかし、ライブ直前に発作が起きてしまった。再発リスクへの恐怖と就活ピーク時のストレスが掛け合わさって起こった発作だったと思う。

突然呼吸が浅くなり、瞼は痙攣し、手足は痺れだし、息が苦しい・・・これはもう完全に再発したなと思い練習を中断して急いで内科へ向かったが結果としては何ともなかった。

こうやって心理的負担が体に出てくることは小学生だったころと何も変わっていない。不安に心身を支配されがちである。

今も社会人生活が始まってたった3日しか経っていないが、すでに不安で頭がいっぱいだ。新生活への期待なんて1ミリもない。

でも何に取り組んだら、あるいは何から距離を置いたら気分が軽くなるのかが分からない。何を楽しみに生活したらいいかが分からない。

どうしてくだらないことで消耗し続けているのかわからない。この心理状態から早く抜け出したいがどうしてよいかわからない。

本気で辛くなったらまた近いうちに精神科に行ってみようと思う。
前回精神科を受診した際には、先生に話を聞いてもらうだけで気分が軽くなったこともあった。こうやって文章を書くのもその先生からのアドバイスがもとになっているのもある。

とにかく苦しいです。でもなんで苦しいのかもよく分からないです。今は何も楽しくないです。

虚弱アピール乙と言われたらそれまでなのも辛い

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