営業職に対するイメージの変化。~キリンビールインターン~
キリンビールのインターンシップに参加しています。
今回の活動は営業同行でした。
キリンビールでマーチャンダイザーとして働いている田中さんのお仕事にご同行させていただき、人生で初めて営業職を経験しました。
正直、今までの私は営業職に対して、あまり良いイメージを持っていませんでした。
「交渉術が必要な仕事」「コミュニケーション能力が高い人こそ営業が得意」
このようなイメージを抱いていた私は、「自分は営業職に向いていないだろう」とずっと思っていました。
しかし、今回のインターンシップで田中さんと出会い、ネガティブなイメージはポジティブなイメージに変わったのです。
今回のnoteでは、営業同行で何をしたのか、また、私の考えがどのように変わったのかについて書きたいと思います。
私が営業同行をした11月2日は、『一番搾り とれたてホップ 生ビール』の発売日でした。
これを読んでいる皆さんは、もう今年のとれいちを飲みましたか?
私は残念ながら未成年なので飲むことができません(笑)
母に飲んだ感想を聞いたところ、とても美味しくて飲みやすいと好評でした。
私がインターンを始め、『一番搾り』の凄さを知り、家族に教えて以来、我が家の冷蔵庫には専ら『一番搾り』がストックされるようになりました。
本題に戻ります。
私が同行させていただいたお仕事は、『一番搾り とれたてホップ 生ビール』の陳列や、ポップを用いた売り場作りでした。
田中さんと一緒に、5店舗のスーパーなどの小売店を回りました。
営業=商談・交渉というイメージがあった私ですが、そこで初めて、営業と一口に言っても様々な仕事があるということを知りました。
陳列と言うと、地味な仕事に聞こえるかもしれません。
ですが、お客様に最も近いところで商品を届けられる、とてもやりがいのある仕事です。
前回までのインターンシップで、ビール工場やホップ畑を訪問し、『一番搾り とれたてホップ 生ビール』ができるまでに多くの人が関わっていることを知りました。
その物語を少しでも知っている者として、「多くの人の手に渡ってほしい」という思いがありました。
そのため、陳列する際は、商品の顔が全て前を向くように並べたり、段ボールやケースを角をきれいに合わせたりと、見栄えの良い売り場作りを心掛けました。
また、田中さんは、一部分の売り場作りを私に一任してくださりました。
どこにポップやプライスカードを置けば、お客様の目を惹けるのかと考える作業は、プレッシャーもありましたがわくわくする作業でした。
道中で、田中さんが今までに作ってきた売り場の写真を見せていただいたのですが、「作品」と呼べるほど美しい売り場ばかりで、とても感動しました。
営業は、お客様の一番近くで商品の魅力を伝えられる仕事だということに気付き、営業職に魅力を感じるようになりました。
営業のもう一つの魅力は、自分の会社と他の会社をつなぐ架け橋になるということです。
会社を背負っているという面ではとてもプレッシャーになる仕事だと思います。
ですが、お店の方と良い関係を築き、それによって自社製品を置く売り場の面積を増やしてもらえたときは、大きな喜びを感じることができると思います。
田中さんは、どこの店舗でもお店の方と親しくお話されていました。
まるで友達のようにお話されている姿を見て、関係作りがすごく上手な方なのだろうという印象を抱きました。
良い関係を築くために、田中さんは相手のことを一番に考えていました。
相手の忙しさを見ながら、時間がないときは「3点確認させてください!」など、どのくらい時間のかかる話なのかを相手に伝えること。
逆に、時間が取れるときは業務的な会話だけではなく、何気ない会話をすること。
自分の希望を話すだけではなく、相手のニーズを聞くこと。
何気ない会話をしている中で、お店の方が売り出したいものは何かということや、売れている商品は何かということを聞き出したり、売り場を広げてもらえないかという交渉をしたりすることがあるそうです。
「交渉って難しそう」と考えていた私は、日常会話と営業での会話を全く別のものだと捉えていました。
しかし、そう考えているばかりでは、相手と良い関係を築くことはできません。
色々な話をして相手のことを知り、自分のことを知ってもらい、良い関係を築くことが、営業における重要な仕事であるとわかりました。
相手と良い関係を築くことができれば、自分にとっても、自分の会社にとってもプラスになります。
営業職に対する「難しそう」という印象が、「やってみたい」という印象に変わる良い経験ができました。
インターンシップを通して、ものづくりの一連の流れを学びました。
原料の生産、工場での製造、広報、営業。
自分のもとに製品が渡るまで長い道のりがあり、そこには多くの方のこだわりと努力が詰まっています。
製品一つ一つの重みがわかると同時に、どの仕事も欠かせない仕事で、全てが繋がっているのだと知ることができました。
このインターンシップに参加して本当に良かったです。
成果報告会も頑張ります!