福田峰之

株式会社H2&DX社会研究所代表取締役。多摩大学ルール形成戦略研究所のスピンアウトベン…

福田峰之

株式会社H2&DX社会研究所代表取締役。多摩大学ルール形成戦略研究所のスピンアウトベンチャー。燃料電池を使った良音のコンサートや外カリカリ、中ジューシーの水素調理の普及に努めている。水素を5感に伝えるサービスを提供。日経トレンディ2023年ヒット予測6位。

最近の記事

Mobilityの行きつく先

水素自動車の普及と水素ステーションの普及、卵か鶏かの議論は常にあるのですが、今回は「卵・鶏」の話はしません。水素自動車の「行きつく先」の話をします。 燃料電池自動車と電気自動車車に載っているタンクの水素と空気中の酸素が、燃料電池に入ると電気が出来ます。その電気で動いている自動車を燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicole:略称FCV)と言います。電気をつくりながら走行する電気自動車とも言えます。車に載っているバッテリーに充電された電気で動く自動車を電気自動車(E

    • エネルギーの議論に足りないもの

      2024年6月3日DMG eventsが主催する「Japan Energy Summit」のオープニングパーティーでのスピーチを下記に記します。エネルギーの議論に何が足りないかを話したものです。 Welcome to Tokyo. I welcome you as a representative of the energy business in Tokyo. Please take a look. 90% of the members here are men.Man

      • 水素を燃料電池で電気にする

        燃料電池で電気を作る仕組みとは水を電気分解すると水素が出来る。これは、子供のころ理科の実験で行われる一風景です。逆に水素と酸素を燃料電池という機械に入れると電気が出来るのです。 燃料電池というのは、簡単に言えば電気をつくり出す機械です。身近なものでは、FCV(燃料電池自動車)やエネファームがあります。 FCVは、一般的には水素自動車と呼ばれていますが、水素を燃焼させてエンジンを動かしているわけではありません。 FCVに搭載されている水素タンクから水素を、そして空気中から

        • G7広島サミットで世界に投げかける

          G7広島サミットへの参加2023年5月19~21日、G7(先進7か国首脳会議)広島サミットがありました。G7というのは、参加国だけではなく、世界中の国々が取り決められた内容やG7以外の招待国がどこなのか等、その動向が注目されているのです。 広島サミットの議長国は、日本であり、会議の進行や内容に大きな影響を与えることになります。本体会合の他にもエネルギー大臣会合や財務大臣会合等、個別会議が1年間にわたって、各地で行われています。 ある日、経済産業省から「G7広島サミットの企

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          水素の3つの使い方

          水素の3つの使い方水素は、3つの使い方があります。 1つ目は、燃料電池を使って電気をつくること。 2つ目は、燃やして燃焼エネルギーとして使うこと。 そして3つ目は、身体に取り入れて医療健康の増進に使うことです。 どの使い方をしても二酸化炭素が生じることはありません。その意味で、水素エネルギーは地球温暖化対策のキーになると言われているのです。 燃料電池とは燃料電池というは、名前のごとく電気を作る機械です。 酸素と水素を結合させると電気が出来ることは、理科の実験で目の当たり

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          水素エネルギーが構築するQOL

          水素のコト、お話しします株式会社H2&DX社会研究所代表取締役福田峰之です。 よく耳にする「カーボンニュートラル」や「環境問題」。そしてそれに付随してよく取り上げられるのが「水素」。水素エネルギーや水素自動車、何となくイメージに入ってきてはいると思いますが、まだまだしっかりと理解はされていません。このnoteでは、長年水素に関する取り組みを行ってきた私、福田峰之が水素を様々な角度からお話しします。 5感に伝える重要性まず、弊社のビジネスを一言で言うなら「水素を5感に伝え

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