5分日記 2020.7.13 「僕は恋愛小説が書けない」 (779字)

昨晩は、リゼロ2期を観るために1期の20話くらいから復習していた。おかげですっかり寝不足だ。肝心の2期は、まだ観ていない。

仕事は気分が乗らないまま午後を迎え、淡々と時間をやり過ごした。この上なく忙しいはずなのに、何もやる気が起こらなかった。適度な負荷がかかっている状態ならば、それなりにパフォーマンスは出せるが、明らかにキャパオーバーの状態になると途端にやる気を失ってしまう。期限なんてどうでもよくなってしまうし、怒られることにも鈍感になる。

午後になると調子は少し戻ったけど、結局、最後まで気分が乗らないままだった。それなりに仕事をこなして、十九時には仕事を切り上げた。これでもだいぶ頑張った方だ。

それから、何を思ったか、恋愛物の掌編小説を書こうと思った。ポメラに向かったが、三百字ほど書いて途中でやめてしまう。僕が掌編やショートショートを書くときは、ネタ帳に記したキーワードをもとに妄想を広げるようにしているのだけど、今回は特にそのような元ネタもなく、昔見た夢の記憶を頼りに書こうとした。結果、失敗した。書きながら、「つまらないな」と思った。

そもそも、恋愛感情を描くためには他の要素をもっと丁寧に描写しなければならないと思っている。少なくとも僕はそうしないとうまく書けない。恋愛対象の外見や性格、それから話し方が読み手にイメージできるようじゃないと感情移入もできない。そんなもの、短時間では書き上げられない。もしかしたら、恋愛小説を書くこと自体が苦手なのかもしれない。

僕はやっぱり現実逃避のための妄想小説や、SFやホラー、ミステリー系の小説の方がしっくりくる。ひねくれた性格なので、純粋な恋愛物というのはどうもしっくり来ない。それに、僕が書かなくても、他にもっと良い物を書いてくれる人はたくさんいるだろう。

今さらながら、自分にしか書けないものや、自分が書きたいものを書くのがやっぱり一番なんだと思った、そんな一日だった。

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