5分日記 2020.7.12 「アウトプットは人と人を繋げて初めて意味を成す」 (1143字)
今日はほぼ一日中ゲームをやっていた。苦痛だった。苦痛なのになぜやり続けたかというと、ゲームをやることが(今の自分にとって)いかに意味のないことか、ということを脳に覚え込ませるためだ。
ゲームは安易に達成感を満たしてくれる。自分が成長していると錯覚させてくれる。しかしゲームに費やした時間は自らの血肉になることはほとんどない。ただただ時間を浪費するだけで、アバターの成長は、残念ながら自身の成長にはつながらない。それどころか、現実世界で成長するための感覚を見失わせる。感覚はどんどん鈍っていく。
資本主義であれ、社会主義であれ、人間が生きていく限りは他人との関わりは避けて通ることができないと思っている。僕たちは生まれたときから他人との関わりを余儀なくされている(病院で生まれた時点ですでに他人にお世話になっている)。自分ひとりでは、フライドチキンを食べるのも困難を極める。畜産業者がいて、卸売業者がいるから、僕たちはチキンを手に入れることができる。養鶏所から自分の手元に鶏肉が届くまでの間に、きっと僕たちの想像が及ばないほどの人間が関係している。
こんなことは小学生でも知っていることだ。四十歳手前の大の大人がしみじみと語るほどのことではない。でも、僕は今日、しみじみと考えてしまった。
結局のところ、集団の中で生きていかねばならないということを考えると、何らかの手段でお金を手に入れなければならない。お金を稼ぐには、誰かに何かを提供しなければならない。提供することの対価として、金銭を要求しなくてはならない。そうしないと、僕たちは生きていけない。
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