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エジプト旅行(1)

私の茶髪騒動記

2000年2月 (#行った国行ってみたい国)

きれいな栗色の髪 をしている友人が インド原産のヘナという植物で作られた毛染め剤で染めたのだと言うのを聞き、九年間の白髪に飽いていたからか、ついふらふらとその気になって、ほとんど遊び心で染めてみた。 期待にわくわくしながら鏡を見て、心臓が止まるほど驚いた。そこに映っているのは金髪のおばさんなのだ。 黒を染めたら栗色、白髪は金髪になるのだと気付いても後の祭り。 色は落ちやすいと聞いているので、とにかく毎日洗って落とそうと思った。外出にはカツラを着ける。気の置けない友人との集まりで、パッとカツラをとると、まさに、息を呑む、開いた口がふさがらない、とはこういうことかと分かった。 日本は早春、カツラが保温になってよいのだが、一週間後にエジプト旅行。
関空でカツラをとり旅行中は金髪娘?で通した。
最初のホテルで外国人夫婦が奇麗な髪だと誉めてくれ、
レストランでもウエートレスがビュウティフルと言ってくれる。
いい気になって楽しく感動的な旅をする。

ヘナの壁画 エジプトのハトシェプスト女王葬祭殿にヘナの壁画があった。エジプトでは4000年前からヘナが使われていて、ラムセスⅡ世のミイラの金髪はヘナで染められているそうだ。ラムセスⅡ世は90歳を越える長命のファラオであったから、恐らく白髪であったと思われるが美しい金髪でカイロの博物館のミイラ室で眠っていた。
勿論スークの香辛料屋には沢山売られていた。

ヘナの壁画

帰国後、黒ヘナというのがある事を知り、エジプトで購入したヘナと混ぜて染めているので、ちょっぴり若返ったらしい。「らしい」と言うのは、電車の中で後から来た若い女性に強引に追い抜かされて座れなかった事があったからである。
エジプト旅行2に続く



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