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PSO2 NGS 絶望(ギガンティクス)の寄生対策に伴う雑記。

ギガンティクスに関する調整

現在は雷雨終了時にギガンティクスは消滅するが、これが雷雨終了後も残るように変更される。
また雷雨の発生タイミングが100%に近い精度で予測されてしまっているので、その対策となる。

プレイヤー人数によるエネミーのHP変化に関する調整

現在NGSにはプレイヤー人数に応じてエミネーのHPが上昇する仕様がある。
それにより、高火力を出せるプレイヤーは、低い火力のプレイヤーと2人で戦うより1人で戦うほうが討伐が早いケースが存在する。

またLV(レベル)差によるダメージ補正も存在している。
この補正は敵とのLVが5以上離れている場合に発生し、与ダメージが60%になり、そこから更にLV1毎に10%低下していく。

この修正はそれらの仕様変更であり、LV5以上離れているプレイヤーはエネミーHPの上昇のルールから除外され、更に減衰が発生しているプレイヤーの攻撃は一律1ダメージと戦闘力を完全に奪う形に変更される。

また減衰が発生しているプレイヤーには、ドロップ、経験値、タスク等の全ての報酬が得られないように変更される。

調整の目的とそれに伴う危惧

現状の絶望エネミーは一部例外を除いて24LVで統一されており、20LV未満のプレイヤーはこの減衰対象となる。
現在の減衰システムであっても対象者の与ダメージは非常に低く、正直戦力にはならない上に敵のHPを増やす事から、20未満で参加している人は迷惑な寄生プレイヤーであると揶揄され、トラブル等も発生した。

そして今回の全体的な調整としては、その寄生問題への対策が主となる。

ただ個人的に危惧しているのが、今回の修正を公式見解かのように扱い、他人を叩く行為が加速しないか?という点である。

例えば固定が野良を追い出すだのといった過激な内容を、SNS等で何故か固定側が拡散したりしている光景も見かけるが、現状のマッチングシステム上、鍵をつけられないのだから固定メンバーが目立つメリットは皆無であり、むしろデメリットでしかない事は明白だ。

それにも関わらず目立つ行為を繰り返すというのは、目的が攻略ではなく、拗らせた承認欲求を満たす事にあると想定出来る。
そのような泥沼に陥っている層は、今回の修正内容を正義のお気持ちハンマーとして流用してしまう可能性がある。

そして、そのような一部の層が目立って騒いでいる構図は、新規やライトプレイヤーへの障害に繋がるのだ。

疑似オープンワールドとギガンティクス

サービス開始初期にも触れたが、現在のマッチングシステムでは寄生に関するトラブルが発生しやすくなっていた。
そこにテコ入れが始まった訳なので、内容の詳細に対する是非はともかく、着手された事は大きな意味があるだろう。

ただ気になるのが、疑似オープンワールドとして考えた場合の問題だ。
今回の絶望のような敵はオープンワールドのネトゲでは珍しくなく、例えばFF11ではノートリアスモンスターとして存在していた。
NGSの老練といい、疑似オープンワールドとして各所を冒険する楽しさとして、ちょっと強いモンスター等を配置したいという方針があるのだと思う。

そもそも適正レベルで戦うように仕向けるだけであれば、緊急クエストのように戦闘力やレベルなどで参加条件を設けて特設エリアに移動させるだけで良く、おそらくは開発としてもそちらの方が楽だろう。

ただ二つ気になる点がある。

疑似オープンワールドとブロックとルームの問題
一つ目は、このゲームはあくまで疑似オープンワールドであるという点だ。
shipによる鯖はともかく、これに各ブロックから戦闘エリアでは8人、探索エリアでは32人のルームとして都度生成される。

そしてギガンティクスや老練を効率よく狩りたいプレイヤーがどのような行動をするかと言えば、このルームの頻繁な移動である。
あまり詳しくはないが、おそらくはサーバーとしても大きな負荷となるだろう。

またプレイヤー側としても、目的のルームがあり空き人数もあるが、ブロック自体の人数制限で移動出来ない等の不便さを感じる。
今後は雷雨が去った後もギガンティクスは残るので、それを求めて移動を繰り返すプレイヤーは増加する事が予想されるので、この問題は更に目立つことになるだろう。
捨てキャラでルームを生成して用意しておくような問題も発生するかも知れない。

天気予報の問題
二つ目は、シンプルで、天気予報士を実装して欲しい。
こういった天候が関係するオンラインゲームでは基本的に天気予報士というのは用意されているものなのだが、何故かNGSでは存在していない。
そのため修正後は絶望を倒したい場合は実装直後と同様に、ただひたすらゲーム内で雷雨が降るのを待ち続ける必要がある。
この仕組は株主総会等でアピールする為の同接稼ぎだろうと揶揄される事もあるが、プレイヤーからの不信感に繋がるリスクを考えるべきだろう。

後、どうでも良い内容ではあるのだが、公式では"天候の変化が完全にランダムな発生になっていない不具合"と記載されているが、そろそろ不具合という表現から離れた方が良いのではないだろうか。
ジュリーエンダンスの修正時にも、明らかにバランス調整の問題を不具合と表現した事からネタにされつつあるが、どこまで続ける気なのか、ある意味では面白いかもしれないが……

遠い未来の話

かなり先の話だが、現在のワールドはマップ上でもまだ拡大の余地があり、ハルフィリア湖の事も考えると、最低でも60LV前後まではこの惑星ハルファが舞台なのだと思う。

現在の活動拠点であるセントラルシティが惑星ハルファ最大の都市という設定もあり、ひたすらこの惑星の土地を広げ続けるという事は考えにくいので、それ以降はシンプルに別の惑星か、異界化なり時間軸を変えたりしてこの惑星を再利用したりするのだと思う。

そういう未来がやってきた時、敵エネミーとLV5の違いがあるだけで一緒に戦えないというのは、新規から中間程度のプレイヤーがレベリングする際に厳しいモノがあると思う。
レベルシンク的なシステムや、最低でもNPCのお供などの用意が欲しいのではないだろうか。

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