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決まり文句には飽き飽きだ


  『意味不明文』というアプリが大好きです。

単語や動詞、助詞などをランダムに組み合わせた、一見文章の体裁を得たものを、タップする限り延々と生成してくれるアプリです。


   翻訳機を使用したであろう、おおよそ日本語として違和感を感じる訳文が大好きです。


   Hylicsというゲームの、全く関連のない単語が連なる、詩的にも感じられる文章が大好きです。


わたしはこれらが大好きです。


なぜ好きなのだろうか。


わたしは人と話しているとき、たまに、相手の口から発された文章に違和感を感じることがあります。


それは “聞き覚えがある” という違和感です。


おそらく(これはおそらくです。予想でしかありません)、その人自身が、どこかで見聞きした文章を、無意識のうちに保持しており、そのまま横流ししているのではないか。

それを聞いたとき、わたしは、その人が突然、その人でないような、精神的なめまいを感じます。頭には空虚に響き、そして消えます。


おそらく文頭にしるしたあれらが好きなのは、その反動なのだと思っています。


最近、自分が伝えたいことに対して、選ぶ言葉がその心に沿っているか、疑惑を感じます。

できる限り、「齟齬の生まれない表現」として、「筋道だった言葉」と、「自分のfeelingにfitした言葉」を使えたら、幸福を感じるだろう。


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