微小血管減圧術 術後4日目

この日も前日に引き続き、お腹をくだしていましたが、トイレはだいぶ行けるようになったので、予定通り午前中に尿管を抜いてもらうことにしました。起き上がるだけで、頭痛、吐気、目眩に襲われて、毎回ベッドに倒れこむように帰ってきてトイレ行くだけで大事だったので、不安はありました。

尿管抜いて、トイレで自分でした際に看護師さんを呼び、腹部のエコーをしてもらって、尿が残っていなかったことも確認でき、安心しました。

術後3日目のときにチラッと触れたとおり、飲み物は毎日、自身で詰所近くまでお茶を汲みにいかないといけないのですが、私はそんなことはできないだろうと思い、予め持ってきていた1.5ℓのペットボトルのお茶を看護師さんが来たときに、吸飲みに注いでもらって飲んでいました。重くて自分で注げなかったのです。500mlのペットボトルをいくつか持っていったほうがよかったと思います。そのお茶ですらなかなか飲めなかったです。とにかく、すっぱくてあっさりしたものであれば、吐気と目眩と頭痛があっても少しだけ食べられました。

吸飲みは本当に重宝しました。起き上がらなくても、お茶を飲むことができるからです。暫く、手術後も吸飲みは使っていました。

主治医の先生が毎日、様子をみにきてくださってました。外来からお世話になっている部長先生と、主治医の若い先生です。主治医の先生は、少しでも慣れないかんからと、ベッドの角度を私がギリギリ我慢できる30度の位置で固定しておきなさいと言われました。部長先生は、何やったら食べれるのか聞いてくださって、個室なので母親から特別に差し入れをしてもらってもいいと特別に許可をいただきました。本来であれば、コロナの関係で、病院から連絡があった際のみしかきてもらうことができません。例えば、洗濯物は、看護師さんにわたして、看護師さんが身内の方に手渡すなどです。

病院食も少しでも食べられるように、おかゆから雑炊に変更していただき、酢の物やアイス、パックのジュースもつけてもらいました。アイスは夜のみ。ジュースはお昼のみ。朝は、おにぎりにしてもらって、飲むヨーグルトを追加していただきました。

この日から食前30分前に吐気どめを飲んで、ご飯を食べることになりました。

ずっと、この頭痛は治るのかな、治ることはないんではないか、吐気、目眩も一生続くのではないのかというネガティブなことばかり考えていましたが、母親に会えたこと、カルピスと、ゼリーを持ってきてくれ、ゼリーを食べれたことで、少しだけ前向きになり、元気になりました。主治医の先生が角度を上げた状態のままお昼すぎまで過ごしたことで、少しだけ目眩に慣れてきていたのもあると思います。

母親に身の回りのものを少しでも動かずに、取りやすいようにいろいろと整備してもらったことで安心したことも大きかったと思います。個室から病院の駐車場が見え、車で待っている子どもたちからも元気をもらいました。

また、カロナールでは頭痛に全然効かないことを伝え、ロキソニンに変更していただきました。それと、私はなかなか伝えられなかったのと、まだ我慢できるかなとか思って、もう痛すぎて我慢できなくなってから、ナースコールで呼んでいました。しかし、看護師さんも夜は人数が少なくて忙しくてなかなかやってこれないので、我慢できなくなる前に薬をもらったほうが、自分がしんどくなかったと思います。

微熱も続いていたので、ロキソニンにしてよかったと思います。氷枕ももらったのですが、頭を冷やすのはいけないので、氷枕を両脇に挟んで寝ていました。

私は忙しい看護師さんになかなか身の回りのことで呼ぶのは恐縮してできなかったのですが、きっと頼むとしてくださると思います。

この日からシャワーを浴びることができましたが、目眩と吐気がありながら、シャワーを浴びる自信と、シャワー室まで歩く自信がなかったので、シャワーを浴びるのはやめました。毎朝、体は拭いてくれていることもあったのと、体を拭いてくれている間ずっと座っていることもできないほど、目眩もひどかったからです。パジャマの着替えすら起き上がったままできませんでした。

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